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モータースポーツコラム 2025年2月14日

F1ドライバーたちのオフシーズン、雪山派 VS. ビーチ派

モータースポーツコラム by J SPORTS 編集部

フェラーリに移籍したハミルトンはスノーボードを楽しむ様子をSNSに投稿した

3月14日のオーストラリアGPを皮切りに、いよいよ2025年のF1シーズンが幕を開ける。それに先立ち、2月18日にはイギリス・ロンドンのO2アリーナでF1の75周年を記念し、史上初めて全10チームのドライバー20名が一堂に会するスペシャルイベントが開催される。ここで各チームは、2024年仕様のマシンに施された新リバリー（カラーリング）をお披露目する予定だ。その後、2月26日から28日にかけてバーレーン・インターナショナル・サーキットでプレシーズンテストが実施され、マシンの最終調整が行われる。

開幕戦へ向けた高揚感が高まる中、ドライバーたちは束の間のオフシーズンをどのように過ごしたのか。そのスタイルは大きく「雪山派」と「ビーチ派」に分かれる。ここでは、それぞれの過ごし方を紹介しよう。

まず、雪山派の代表格はルイス・ハミルトン。このオフシーズン、大のスノーボード好きで知られるハミルトンは、スノーボード界のレジェンドであり、オリンピックで3度の金メダルを獲得したショーン・ホワイトと共に過ごした。ハミルトンのInstagramには、ヘリスキーで雪山に降り立つシーンや、フェラーリ・レッドのスノースーツに身を包み、深雪の中を颯爽と滑る映像が投稿された。米スノーボード専門メディア『Snowboarder』はその滑りを「圧巻」と評し、プロ並みのスキルを称賛。さらに、ホワイトと共に崖からジャンプし、木々の間を巧みにすり抜けるテクニックも披露している。

カナダ出身のランス・ストロールも、雄大な雪山でスノーボードを満喫。Instagramには、人影のない静寂な雪山を滑走する映像を投稿した。

マックス・フェルスタッペン、ランド・ノリス、フェルナンド・アロンソ、ガブリエル・ボルトレトらは、同じ雪山でもスキーリゾートでの休暇を楽しむ様子をSNSで報告。シャルル・ルクレールは「トレーニングキャンプ」とコメントを添え、クロスカントリースキーを取り入れた体力強化の様子をファンに届けている。

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一方、寒さを避け、暖かいリゾート地でオフを過ごすドライバーも多い。ドバイに滞在したピエール・ガスリーは、スカイラインやビーチが一望できるロケーションでウェイトリフティングに励み、ヤシの木が立ち並ぶ道をトレーナーと共にランニングしている様子を投稿。ニコ・ヒュルケンベルグとアレクサンダー・アルボンは、モルディブのラグジュアリーリゾートでゆったりとした時間を堪能したようだ。

南半球出身のドライバーたちにとって、この時期の帰省は真夏の太陽を意味する。オスカー・ピアストリは母国オーストラリアで、晴れ渡る空の下、パートナーとリラックスしたひとときを満喫。ニュージーランド出身のリアム・ローソンは、ビーチを見渡せるゴルフコースでプレーし、ジェットスキーでスリルを楽しむなど、アクティブに過ごしていたようだ。

雪山とビーチの両方を楽しんだジョージ・ラッセルは、このオフシーズンに「初めてのスキーを楽しんだ」と報告。スウェーデンの凍った湖の上で車を走らせた後は、カリブ海に浮かぶケイマン諸島へと向かい、リゾートライフを満喫した。

ドライバーたちはオフシーズン中、それぞれのスタイルでリフレッシュしつつ心身をリセットし、トレーニングにも取り組みながら次なるシーズンに向けて準備を整えていた。エネルギーを蓄えた彼らが、2025年の新シーズンでどのような熱戦を繰り広げるのか。開幕が待ちきれない。