人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2024年10月10日

“レーサー”近藤真彦が富士スピードウェイに帰ってくる!

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
  • Line

SF23“赤寅”のデモランを行うこととなったJRPの近藤真彦会長

「いやもうドキドキワクワクで…60歳のおじさんをこんなに盛り上げてくれるマシンなんだなと」

そう語るのはスーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション(JRP)の近藤真彦会長。10月12日に富士スピードウェイで行われる2024全日本スーパーフォーミュラ選手権の第6戦を前に、同シリーズの開発マシンであるSF23“赤寅”に乗ってデモランをすることが決定し、上記のコメントは事前テストラン後に発した感想だ。

J SPORTS 放送情報

近藤会長は歌手・俳優として活躍する一方で、モータースポーツ界での活動にも力を入れ、1980年代~1990年代にかけては自身もドライバーとしてフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)や全日本GT選手権(現SUPER GT)にレギュラー参戦し、ル・マン24時間レースにも参戦した経験を持っている。

フォーミュラカーに関しては1995年から2000年までドライバーとして参戦し、それ以降は自ら立ち上げたKONDO RACINGの監督としてモータースポーツ界に携わり続けている。

KONDO RACINGの監督としてチームをけん引している

昨年からJRPの会長に就任し、自身を育ててくれたフィールドのひとつであるモータースポーツ界に恩返しをしたいと、就任当初から様々なところに顔を出し、スーパーフォーミュラはもちろんのことモータースポーツの普及に努めてきた。

今年5月のスーパー耐久富士24時間レース。ORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptの一員としてレースに参戦し、およそ16年ぶりに近藤会長が久しぶりにステアリングを握ってレースに参戦する機会となった。

「僕自身、最近レースとなるとビジネスことばかりに頭がいってしまっていたのですが、先日の富士24時間レースでモリゾウさんにお誘いいただいて“水素カローラ”に乗せていただきました。そこでヘルメットを被ってハンドルを握って、一生懸命走っているうちに……改めてレースの楽しさが分かりました」と近藤会長。7月には60歳の誕生日を迎えたこともあり、そこから話がさらに進展。今回のデモランが実現した。

「モリゾウさんから還暦のお祝いとして、赤寅のシートをプレゼントするということになりまして、富士スピードウェイでデモランを2~3周させていただけることになりました」と、近藤会長はモビリティリゾートもてぎでメディアに対して経緯を説明してくれた。

テストランは時間も限られていたため、数周をしたのみにとどまったが「これは多分、僕が現役で乗っていた頃のF1マシンですよ。僕はアマチュアなので、ちょっとパワーを絞ってもらったけど、それでもすごいパワーを感じました。あとはパドルのクラッチも初めてだし、左足ブレーキも初めてなので、初めてづくし」と驚いている様子。改めて、近藤会長の言葉からレーシングカーの進化を感じる瞬間でもあった。

J SPORTS オンデマンド番組情報

富士でのデモラン前にパドルシフト操作を入念にチェックする近藤会長

「ますますレースにのめり込んで、ワクワクさ・ドキドキさを1人でも多くのレースファンの人、もしくはそうでない人にも伝えたいなと思います」と気持ちを新たにしていた近藤会長。

あくまでデモランではあるため、そこまで限界を攻めた走りをするということにはならないと思うが、彼がフォーミュラカーに乗るという場面を見られるのは、そう滅多にないことだ。

特に現役を引退してから20年以上が経過していることもあり、サーキット内では“KONDO RACINGの近藤真彦監督”という立ち位置が定着しているが、この日この瞬間だけは“レーサー 近藤真彦”に戻ることになる。

モータースポーツファンはもちろんのこと、芸能活動で彼のことを応援するファンにとっても、絶対に見逃すことのできないデモランになることだろう。

ぜひ、その勇姿を富士スピードウェイの現地で、もしくはJSPORTSオンデマンドの生配信で、目に焼き付けていただきたい。

J SPORTS オンデマンド番組情報

文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ