人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2024年9月12日

地元開催のトヨタ、富士での10 勝目でポイントリーダーを守れるか? FIA世界耐久選手権(WEC)の第7戦プレビュー

モータースポーツコラム by 皆越 和也
  • Line

7号車は前戦の悔しさを晴らすことができるのか?!

プロトタイプカーであるハイパーカークラス、FIA GT3車両で争われるLMGT3クラス、この2クラスの混走により争われるFIA世界耐久選手権(WEC)の第7戦が、富士スピードウェイにおいて6時間レースとして開催される。

J SPORTS 放送情報

前戦のアメリカ、オースティンで開催されたローンスター・ル・マン6時間で7号車が2位表彰台を獲得したことで、トヨタガズーレーシング(TGR)がマニュファクチャラーズ部門でポイントリーダーに立った。ドライバーズ部門でも6号車ポルシェ、7号車トヨタ、50号車フェラーリが僅差でタイトルを争っている。シーズンはこの富士を含め残り2戦。チャンピオンに近づくのはどこか?日本での開催のため時差もなく、週末はTV観戦で富士大会を楽しみたい。

富士スピードウェイはF1GPも開催されたことのあるFIAグレード1という世界最高峰のコースのひとつ。約1.5kmにも及ぶメインストレートが特徴的だが、ダンロップコーナーからの第3セクターは非常にテクニカルな上り区間であり、そのセクターでの速さがレースの鍵を握る。

今回、ハイパーカークラスにはシリーズ5連覇中のTGR(トヨタ・ガズー・レーシング、2台)、プジョー(2台)、フェラーリ(3台)、ポルシェ(5台)、キャデラック(1台)、アルピーヌ(2台)、今季より参戦のBMW(2台)、ランボルギーニ(1台)、 8メイクスの18台がエントリー。
LMGT3クラスは、アストンマーティン、BMW、フェラーリ、マクラーレン、ランボルギーニ、フォード、レクサス=トヨタ、コルベット=GM、ポルシェ各2台の計18台がエントリーしている。

前戦のオースティンでは7号車トヨタがまさかのペナルティで今季2勝目を失った。83号車フェラーリが優勝し、50号車フェラーリが3位、6号車ポルシェが6位となったことで、ドライバーズ部門のチャンピオン争いは既に6号車ポルシェ(125点)、7号車トヨタ(113点)、50号車フェラーリ(113点)、5号車ポルシェ(77点)と4台のクルーに絞られている。今回どこが抜け出すのか?

第6戦で優勝をした83号車フェラーリ

またマニュファクチャラーズ部門ではトヨタ(147点)が逆転トップに躍り出た。しかしポルシェ(136点)、フェラーリ(128点)と大きな差はなく、トヨタとしては今回の地元で1-2フィニッシュをしてライバルとの差を広げておきたいところ。トヨタは富士で開催された過去10回のWECで9勝しており、今回は10勝目を狙う。

LMGT3のドライバーズ部門では92号車ポルシェ(118点)がポイントリーダーで、91号車ポルシェ(90点)と31号車BMW(84点)、27号車アストンマーティン(81点)にタイトル争いは絞られている。今回さらにチームが絞られる可能性も大だ。

日本関係では、D’station Racingの777号車アストンマーティンがシリーズ7位。アコーディスASPチームの87号車レクサスRC Fには木村武史が、TFスポーツの82号車コルベットLZ06のブロンズドライバーには小泉洋史、またユナイテッド・オートスポーツの95号車マクラーレン720Sのゴールドドライバーには佐藤万璃音がエントリーしている。LMGT3クラスの日本人ドライバーの地元での活躍に期待したい。

J SPORTS オンデマンド番組情報

D’station Racing777号車

第7戦富士6時間は、9月13日午前11時40分にフリープラクティス1でスタート。14日に予選、15日に決勝が行われる。

J SPORTSでは、予選を9月14日午後2時10分〜4時55分(J SPORTS 1/J SPORTSオンデマンド)、決勝を15日午前10時30分〜午後6時45分にLIVE(J SPORTS 1/J SPORTSオンデマンド)でお伝えする予定。

文:皆越和也

皆越 和也

皆越 和也

1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ