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モーター スポーツ コラム 2024年3月27日

歴史的な東京開催!日本が育てたキャシディがシリーズをリード | FIA フォーミュラE世界選手権 2024 第5戦 東京 プレビュー

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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彼を追いかけるランキング2位は元F1ドライバーのパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)です。サンパウロで15点縮めることに成功しましたが、ポールポジションから優勝を飾ることができず、東京までにキャシディを逆転できなかったことは痛手。東京での巻き返しが必須です。

ランキング3位はキャシディのチームメイトで大ベテランのミッチ・エヴァンス(ジャガー)。新鋭のチームメイトに比べて影が薄くなりつつありますが、キャシディが落としてしまったサンパウロのレースではきっちり2位フィニッシュし、良い流れを掴みました。

一方、昨年のチャンピオン、ジェイク・デニス(アンドレッティ)は第2戦・サウジアラビア(レース1)で優勝を飾りましたが、表彰台はその1回のみ。混戦のレースで着実にポイントを取っていくのが彼の戦法ですが、1レースのみ開催で不確定要素の多い初開催コースでの「Tokyo e-prix」は本命として名前を挙げておきたい一人です。

日産のエース、サッシャ・フェネストラズ

日産のエース、サッシャ・フェネストラズ

そして初の母国レースとなる「ニッサン」からはオリバー・ロウランド(ニッサン)が第3戦・第4戦と連続3位表彰台で波に乗っている状態。チームの中ではエース格であるサッシャ・フェネストラズ(ニッサン)も日本はプロレーサーとして育った特別な地であることから好成績を期待したいところです。

東京ビッグサイトに作られた約2.6kmの特設コースは高速コーナリングの区間もありますが、コース幅は日本の道路事情ならではな感じで非常に狭く、アクシデントに遭遇する可能性も非常に高いと予想されます。1レース限りのイベントではありますが、ここで着実にポイントを取れるか取れないかで常設サーキットのレースが増えるシーズン中盤から後半に影響が出てくることになるでしょう。現在の「フォーミュラE」はデータ解析も大きな鍵ですから、リソースが限られるプライベート体制のチームはなおさら東京が重要なレースとなります。

マシンの出力を350kwに一時的にアップさせることができる「アタックモード」を多用したオーバーテイク合戦になるのか、それともアクシデント発生で周回数が増え、各チームのマネージメント能力が問われる波乱の展開になるのか。いずれにしても歴史的な1戦となることは間違いない「Tokyo e-prix」。チケットはすでにソールドアウトになっていますので、ぜひJ SPORTSでその歴史的瞬間をお楽しみください。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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