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モーター スポーツ コラム 2023年11月22日

ラリージャパンに行ってきました

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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各SSで多くの観客を集めたラリージャパン。

前回の小欄で、【今回の仕事は、ジャーナリストという立場25%。ファン代表75%という感じですかね。】と書かせていただきました。ラリージャパンの現場に行ったら上記の割合は、ジャーナリスト 15% Vs. 85%になっていました。楽しかったですよ。

ラリーの現場は、サーキットレースとは異なる独特の雰囲気をもっています。サービスパークへ競技車が戻ってくるというのが一番の違い。1980年代、2000年代と比較すると洗練された感じですが、根本は変わらない。

ペター・ソルベルグ選手とのトークショーは最高でした。彼は相変わらずスーパー・チェアフルなオーラ連発。トークショーの前の解説席での番組の真っ最中にスマートフォンに連絡が入って、なんとライブ放送を中座!?こんな経験初めて…番組中に帰ってきてくれたけれど、満面の笑顔で「ごめん、ごめん。とても大事なミーティングが突然セッティングされたので」言われてしまえば、ねえ…。

そして、ラグビー日本代表のキャプテン、姫野和樹選手とのトークショーもとても良い経験。60歳半ばの手習いならぬ、ネット検索しまくりレビューで、ラグビー浅漬け知識を得て臨んだのです。皆さん、姫野キャプテンは、ものすごく好青年。会った瞬間に<この人、良い人>が分かる。お会いして3秒で惚れてしまいましたね。男が男に惚れる。それも数秒で・・・。あんなに好青年で闘えるのか心配してしまうほど。しかし、J SPORTSのラグビー担当者(H大学のラグビー部OBでHJ高校の監督兼任)は、「彼は、試合になるとすごいんです!外国人選手の突進でも一人で止めますよ」と。強くて、性格良し。惚れるしかないでしょう。

さて、ラリーです。
ローカルヒーローの勝田貴元選手が、Day2でいきなりクラッシュ。サスペンションとラジエーターにダメージを受けて、大きく遅れてしまった。同じ場所でラリー1クラスの2台もコースオフしてデイリタイヤ。勝田選手とは、最初のサービスにトヨタスタジアムへ戻って来た際に言葉を交わすことができた。「大きくロスしていますけれど、速さはあるので追い上げます」と力強いコメント。その言葉通り全22SS中10SSでトップタイムを叩き出して、ガンガン追い上げ5位でフィニッシュしてくれた。タラレバだけれど、あれが無かったら勝てたな…。

愛知県と岐阜県で行われた世界ラリー選手権(WRC)最終戦ラリージャパン2023は、話題となった豊田スタジアムのスーパーSSも大いに盛り上がり、成功裏に終えた。豊田市駅からスタジアムまでの道は、朝からファンの列が繋がっていましたね。関係者の皆さん、お疲れ様でした。プロモーターのスタッフも、「素晴らしい、最高の準備とオーガナイズだ」とコメントしてくれています。

しかし、改善していただきたいこともあるのも事実、それは今後のラリージャパンに期待します。

文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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