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SUPER GTの最終戦が終わりました。
今シーズンもドラマ満載。そして、いろいろありました。関係者の皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
予選から白熱したシーンの連続。特にGT300クラスは、崖っ淵に立たされていたmuta Racingが意地を見せました。
今回は、レースウイークにおけるボクの7つのルーティーンを紹介します。
ボクは、予選が終わると結果の整理やその他諸々の仕事を処理してサーキットに夜の帳が降りて、ピットには決勝に向けた整備で忙しいメカニックさんたちだけが残る中でJ SPORTSの制作スタッフと宿へ向かう。遅い夜に開いているのは街中華かラーメン屋さん。そして餃子とビールがルーティーン(R1)。店を出てコンビニでアイスモナカ・ジャンボとペットボトルのお茶を買う(R2)。
翌決勝日は、サーキットに到着すると足の土踏まずにテーピング(R3)。
今回のレースは、勝利の女神の気まぐれかと思うほどのコンディション変化と展開。表彰式の後には最終戦恒例のグランドファイナル。サーキットで観戦していたファンの皆さんをコース上に招き入れてドライバーたちとともにシーズンの大団円を楽しんでいた。その頃ボクは、控室の椅子にようやく腰を下ろして、疲労回復のためにアミノ酸のサプリメントをゴクリ(R4)。
決勝レースの後取材を終え、さっきまで興奮と歓喜、落胆のパッションが渦巻いていたことが嘘のように静まり返ったサーキットに再び夜の帳が降りる中で結果の整理、ノートにとったラップチャートの確認、来場者数の公式発表を確認しつつ、帰路の渋滞情報も確認(R5)。
真っ暗な駐車エリアで愛車に乗り込み、帰途へ。いつも各チームの大きなトランスポーターに挟まれながらサーキットから高速道路へ。三連休の交通渋滞の尻尾について自宅へ進む。スマホとリンクした車載機能ハンズフリーで家人と会話して走行地点を連絡。自宅から15分くらい手前でお風呂の用意をお願い(R6)。帰宅してお風呂にサブンッ!「フーッ」。その後遅い夕食。ビールをグビグビ!「クーッ」。思わず出てしまう声は止められない、これが最後のルーティーン(R7)。
TOM’Sチームは、今シーズンSUPER FORMULAとSUPER GTでトライバーチャンピオン二冠達成(SGTではチームタイトルも獲得)。宮田莉朋選手がダブルタイトルを獲得。サポートレースのFIA F4でトムススピリットの小林利徠斗選手がチャンピオンとなってチームとして3つのドライバータイトルを手中にしている。
JAFの選手権が懸かるシリーズとしては、残るはSUPER FORMULA LIGHTS。現在ランキングトップに平良 響選手が位置している。最終イベント(第16/17/18戦)がモビリティリゾートもてぎで再来週に行われる。ここでチャンピオンとなれば、主要シリーズ総なめの偉業達成だ。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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