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モーター スポーツ コラム 2023年7月31日

直前のラインナップ変更など、勢力図は日々変わる?それも含めて8耐だ | FIM 世界耐久選手権(EWC) 2023 第3戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース プレビュー

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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一方、1点差で追う昨年のチャンピオン「#1 F.C.C. TSR Honda France」(マイク・ディメッリオ/アラン・テシェ/ジョシュ・フック)はレース前から早くもピンチを迎えています。トレーニング中にジョシュ・フックが肩を負傷し、欠場が決定。代役ライダーも模索中ということですが、この猛暑の中、2人のライダーで戦わなくては行けなくなったのです。

昨年も土曜日のフリー走行でジーノ・リアが怪我を負い、2人のライダーで鈴鹿8耐を走り切りましたが、10位完走というなかなか厳しい結果に終わりました。鈴鹿を走り慣れているジョシュ・フックのパフォーマンスはチームに欠かせないものだけに、ちょっと心配です。

「#1 F.C.C. TSR Honda France」はホンダのトッププライオリティのチームではありますが、マシンは「#33 Team HRC with 日本郵便」が使用するワークスマシンとは別のもので、TSRで独自で組み上げた「ホンダCBR1000RR−R」を使用します。極端な言い方をすれば、市販車ベースのストックレース仕様に近いバイクになっていて、エンジンもスタンダード。これは24時間レースが3つあり、短いレースは鈴鹿8耐の一つだけ、というFIM EWCの年間スケジュールとポイントの比率を考慮したTSR独自の考え方によるものと言えるでしょう。

とにかく24時間レースを着実にフィニッシュすることに主眼を置いた「24時間耐久仕様車」であり、TSRがFIM EWCの年間参戦を通じて得た独自のノウハウが詰め込まれています。代役で誰かが乗るのか、2人で戦うのか、どちらにしても8時間レースに特化したマシンを作る国内プライーベーター相手にどこまで善戦できるか、チームの底力が試されます。

そして、スズキのトップチームであり、鈴鹿8耐初代ウイナーの「#12Yoshimura SERT MOTUL」(シルバン・ギュントーリ/グレッグ・ブラック/エティエンヌ・マッソン)はFIM EWCでランキング4位につけています。しかし、首位の「#7 YART YAMAHA」との間には52点もの差が開いており、逆転チャンピオンの条件はかなり厳しいと言える状態です。

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