松田次生選手がSNSを更新。ようやく紡げる言葉たち

https://twitter.com/TsugioMatsuda/status/1666238990012534784

松田次生選手のSNSが更新されました。

本人の口から、無事であるとの報告が出るまで何も書ける気がしなかったので、
ようやくパソコンに向かっています。

まず始めに、
先日の鈴鹿でのクラッシュに遭った全てのドライバーが無事で何よりです。


私はあの時、


映像を見た瞬間衝撃が走り、
直ぐにMOTULのピットへ走っていました。

チームの皆さんの口から出た

「やばいかもしれない、、」


と言う言葉を聞き、
私も気が動転しそうな状況でした。


その後、意識はある模様だ、との情報をニスモの方達が
直ぐに教えてくださったので、

私も中継でその旨をリポートさせて頂きました。

視聴者の皆さんへ、いち早く情報をお届けするために、

直ぐに情報を共有してくださったニスモの皆さん
本当にありがとうございました。


ただ、その時点では
検査を受ける前の情報でしたので、

私としても胸を撫で下ろす事ができず、
とにかく情報収集に回っていました。


本当に大丈夫なのだろうか？

何もありませんように、、、

そんな想いが顔に出ていたのか、
無線でディレクターさんから

「しましま、
優勝インタビューがあるんだから
今は切り替えて。
300のピットに向かわないと」


と言われハッとし、

300クラスの暫定優勝チームのピットへ向かいました。

GT300クラス、

当たり前の話ではありますが、
27台ものマシンが鎬を削る中で
毎戦勝てるマシンは1台のみ。

優勝することはチームや選手にとって、心の底から喜ばしいことなのですが、

BMW Team Studieの選手お二人の表情は
喜びきれない表情で、

松田選手と同年代の柳田選手も、
心配を隠しきれない様子でした。

中継終わりに23号車のメカニックさんやチーム関係者の方達とも
お話しさせて頂きましたが、

「どれだけ大きな破損だとしても、マシンは直せばいいだけ。
人の命は直せない。ただただ、松田選手が無事で良かった。それに尽きるよ。」

と仰っていました。

何よりも大切な

「命」

を賭けて闘っている選手の皆さんが
大事に至らなくて本当によかった。

今、私の口からはそれしか言えません。

他のチームの裏側に関しては、
もう少し落ち着いてから
改めて書かせて頂きます。

まずは松田選手の一刻も早い 回復を願っています。

文：竹内紫麻