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ポルトガル名物の、FAFE(ファフェ)のビッグジャンプ。
これからポルトガル、サルデニア、サファリと非常に過酷なグラベルの連続です。
ポルトガル・ラリーはいわゆるクラッシック・ラリーと呼ばれるWRCシリーズの中核を成す歴史の長い名門ラリーで今年は56回目の開催となります。高速と難易度の高いグラベルが特徴で一回目の走行ではフカフカの表面でのグリップが、二回目走行では表面に浮き出た瓦礫や小石との戦いです。タイアをいたわりつつ早く上手に切り抜ける技術が必要です。
Day1のSS8本129キロは中間サービスなし(タイアポイントはあります)で早い時点でのトラブルは致命的になるでしょう。
今回のR1クラスエントリーは次のとおりです。
■トヨタGazoo Racig (161pt)
エバンス(69pt)、ロバンペラ〈68pt〉、勝田(18pt)
■ヒョンデ(132pt)
ヌーヴィル(58pt)、ラッピ(31pt)、ソルド(17pt)
■フォード(108pt)
タナク(65pt)、ルベ(14pt)
※ポイントは第4戦終了時点
ヒョンデは、クロアチアのテスト中に事故死したクレイグ・ブリーン選手の補填で暫くR1グループを離れていたクリス・ミークを招聘しました。今回はR2からの出場になりますが、ミークは2016年のポルトガルでの優勝経験が有ります。
歴代優勝者はアレン、オジェがそれぞれ5勝。アラウージョ、ミッコラ、ビアシオンが3勝。ローブ、マキネン、マクレー、サインツ、カンクネンが2勝を上げています。昨年の優勝はロバンペラで一昨年はエバンスでした。
<ミニ・ヒストリー>30年前のポルトガル・ラリー
1993年第27回ポルトガル・ラリーは、参加台数84台で完走台数32台。SS本数37、SS距離562.05km、全走行距離2164km。優勝はフォードのフランソア・デルクール、2位もフォードのビアシオン、3位はランチアのアギーニでした。優勝者のSS平均速度88.59km/h。
ポルトガル・ラリー概要は下記のとおりです。
SS本数 | SS km | Liaison km | Total km | |
---|---|---|---|---|
D-1 (5/12) | 8 | 120.59 km | 519.89 km | 640.48 km |
D-2 (5/13) | 7 | 148.88 km | 519.24 km | 668.12 km |
D-3 (5/14) | 4 | 59.59 km | 268.06 km | 327.65 km |
Total | 19 | 329.06 km | 1307.19 km | 1636.25 km |
文:福井敏雄
福井 敏雄
1960年代から欧州トヨタの輸出部員としてブリュッセルに駐在。1968年、トヨタ初参戦となったモンテカルロからラリー活動をサポート。トヨタ・モータースポーツ部のラリー担当部長、TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)副社長を歴任し、1995年までのトヨタのWRC圧勝劇を実現させた。
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