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モーター スポーツ コラム 2022年7月7日

29年ぶりのトヨタvs.プジョー プジョー9X8のデビュー戦に注目!

モータースポーツコラム by 皆越 和也
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満を持してのデビュー戦に臨む「プジョー9X8」

プロトタイプカーとGTマシン、4つのクラスの混走によるFIA世界耐久選手権(WEC)の2022年シーズン第4戦「モンツァ6時間」が、7月 8〜10日にイタリア、ミラノの北東郊外、モンツァ市のアウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァにおいて開催される。その予選、決勝の模様はJ SPORTSで生中継J SPORTSオンデマンドでもLIVE配信する。

全6戦で争われる2022年WECは、アメリカのセブリング1000マイル、ベルギーのスパ6時間、フランスのル・マン24時間を終え、後半戦に突入。モンツァはF1イタリアGPも開催され今年で100周年を迎える伝統的なサーキット。かつてのオーバル部分は使用されることはなくなったが、ピストル型のコースはシケインが設けられたものの、相変わらずの高速コースだ。1992年までスポーツカー世界選手権(SWC)も開催され、昨年は30年ぶりの開催となったがトヨタGAZOO Racing(TGR)の7号車GR010が優勝を遂げた。

J SPORTS 放送情報

今回のレースで最も注目されるのは、プジョーのハイパーカー9X8がデビューすること。プジョーらしい前衛的なデザインをまとった車両がどのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか?今回のエントリー数は全4クラスで計38台。8日にはフリープラクティスが1本、9日にはフリープラクティスが2本と公式予選が行われ、10日12時(日本時間19時)に決勝レースがスタートする。

ハイパーカークラスには、TGRが2台、アルピーヌが1台、グリッケンハウスが1台、そしてプジョーが2台の計6台が参戦。TGRは昨年優勝した7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)はもちろん、今年のル・マン24時間を制した8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)も優勝を狙っている。

プジョーのラインナップは、93号車(ポール・ディ・レスタ/ミケル・イェンセン/ジャン-エリック・ベルニュ)、94号車(ロイック・デュバル/グスタボ・メネゼス/ジェイムズ・ロシター)だが、特に94号車には日本でおなじみのデュバル、ロシターの名前があり応援にも熱が入るだろう。
またグリッケンハウスは、今回からカラーリングを赤からスカイブルーに変更。これはグリッケンハウスのエンブレムから採用されたようだ。

日本でもお馴染みのドライバーがエントリーしているプジョーチーム

LM P2クラスは、5号車チーム・ペンスキーはル・マン24時間で今年の参戦を終了(今季後半はポルシェLMDh車両963の開発)したため、1台減の14台がエントリーとなった。ル・マン24時間で38号車Jotaスポーツが優勝してポイントリーダーに立ち、9号車プレマ・オーレン・チームが2位でランキングを一気に3位へ上げ、ランキング2位は23号車ユナイテッド・オートスポーツUSAとランキングは変化した。ル・マンの前までポイントリーダーだった31号車WRTはランキング4位へポジションダウンしたが、今回も優勝争いに加わってくるだろう。41号車リアルチームby WRTの活躍にも期待をしたい。

LM GTE Proクラスはフェラーリとポルシェが2台ずつ、シボレー・コルベットが1台の計5台に戻った。ル・マン24時間ではコルベットがまさかのもらい事故でリタイアとなったこともありポイントが加算できなかったのが痛いが、今年はポルシェが有利にレースを展開中。フェラーリとコルベットの巻き返しに期待をかけたい。

前戦のル・マンでは悔しいリタイアとなった64号車シボレー・コルベットC8.R

LM GTE Amクラスは13台。内訳はポルシェが5台、フェラーリが5台、そしてアストンマーティンが3台。ル・マン24時間で33号車TFスポーツのアストンマーティンが優勝しポイントリーダーに立ち、98号車ノースウェストAMRのアストンがランキング2位とアストン勢の活躍が目に付く。もう1台のアストンである星野敏、藤井誠暢らの777号車D’ステーションも上位へ加わって欲しいものだ。またスパで優勝した77号車デンプシー-プロトン・レーシングのポルシェの巻き返しに期待したい。

J SPORTSでは、9日深夜0:00〜2:30に予選を、10日午後6:30〜深夜2:30で決勝レースを生中継/LIVE配信予定(J SPORTS オンデマンド)。

J SPORTS オンデマンド番組情報

文:皆越 和也

皆越 和也

皆越 和也

1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

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