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モーター スポーツ コラム 2022年6月8日

【スーパースポーツ世界選手権 第4戦 ミサノ:プレビュー】WSSP300では岡谷雄太が連続表彰台で好調!

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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61号車 岡谷雄太

61号車 岡谷雄太

FIMスーパーバイク世界選手権に帯同する、中型スポーツバイクの世界選手権レース「スーパースポーツ世界選手権」、そして日本人ライダーの岡谷雄太(カワサキ)が参戦する「スーパースポーツ300世界選手権」は第4戦・ミサノ(イタリア)でのレースを迎えます。J SPORTSでは「スーパースポーツ世界選手権」と「スーパースポーツ300世界選手権」を放送中。今回も両レースのプレビューをお届けしましょう。

さて、まずは「スーパースポーツ300世界選手権」(WSSP300)は日本人ライダー岡谷雄太(カワサキ)が参戦していますが、第2戦・アッセンのレース2で3位表彰台を獲得したのに続き、第3戦・エストリルのレース1でも3位表彰台を獲得しました。大混戦の中でまず上位フィニッシュをするだけでも難しいこのクラスで岡谷は日本人ライダーとして孤軍奮闘。2ラウンド連続の表彰台獲得でトップのマルク・ガルシア(ヤマハ)に対して34点差のランキング6位につけています。

昨年までは岡谷の乗るカワサキ・ニンジャ400がパフォーマンス面では優っていたのですが、今季の「スーパースポーツ300世界選手権」はヤマハ・YZF−R3、KTM RC390との3車種による大混戦レースになっており、岡谷の置かれている状況は過去の数年に比べて決して楽ではない状況です。そんな中で6レース中2回表彰台に登った岡谷雄太は今後のレースでも大いに期待が持てます。

昨年、ミサノで岡谷はレース1を4位でフィニッシュ。レース2はリタイアになってしまいましたが、彼がトップ争いをできるサーキットであることは間違いありません。

「スーパースポーツ300世界選手権」は6レース中、ヤマハが3勝、カワサキが3勝。そんな中でもヤマハはランキング首位のマルク・ガルシア(ヤマハ)、ランキング3位のアルバロ・ディアス(ヤマハ)を擁しており、開幕戦レース1のガルシアの独走っぷりを見てもポテンシャルの高さは際立っています。スタートからのレース展開を含めて、最初から最後まで見逃せない戦いになりそう。ミサノはストレートが3本あるスリップストリーム合戦が連続するコースだけに、岡谷が好調のヤマハ勢にどこまで食い下がるか注目です。

そして、中量級クラスの「スーパースポーツ世界選手権」は第3戦ポルトガルでも王者ドミニク・エガーター(ヤマハ)が連勝。開幕戦・アラゴンのレース1で2位に入っただけで、後の5レースは全て勝ち星を挙げています。強いですね。

ランキング2位はロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ)で変わらず。チャンピオン経験があるチーム体制「Evan Bros WSSP Yamaha Team」からの参戦ですが、グランプリ出身のライダーといえども「スーパースポーツ世界選手権」では1年先輩のドミニク・エガーター(ヤマハ)には敵わずといったところですが、今回は地元イタリアのレースということもあり、今季2勝目、3勝目を飾ることができればシーズン中盤戦に向けて弾みになるでしょう。

ランキング3位は新たに参戦したドゥカティ・パニガーレV2に乗るニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)ですが、ポルトガルのレース2ではリタイア、ノーポイントに終わり、2位のバルダッサーリとは39点もの差がついてしまいました。

さて、6月10日(金)〜12日(日)に開催される第4戦の舞台はイタリアのミサノ・サーキット。MotoGPのライダーでレース中の事故で亡くなったマルコ・シモンチェリの名前が冠されたサーキットで、1周は約4.2kmのコースです。

MotoGPサンマリノGPの舞台であり、ドミニク・エガーター(ヤマハ)は昨年MotoEで2位表彰台を獲得。ロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ)は2016年にMoto2で優勝経験があります。また、ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)にとっても地元イタリアのサーキットであるということで活躍が期待できます。エガーターの連勝を止めるライダーは出てくるか注目しましょう。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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