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グランツーリスモが世界のバーチャルモータースポーツを牽引している。
アメリカではメジャーリーグベースボールで大谷翔平選手フィーバーがすごいですよね。そしてオールスター戦にも選出されて先発ピッチャー、先頭打者になるという歴史に名を残すこととなりましたね。
テレビ中継を見ていてアメリカは、エンターテイメントの演出が素晴らしい、今回も改めて感じますね。
少し大谷選手を持ち上げ過ぎではないかと思うほど、メディアは加熱しているように見えるけれど、<大谷選手はメジャーリーグの救世主だ>という往年の名選手たちが続出している。これは、大袈裟なコメントではないかと思ったけれど、実はそれほど大谷選手の活躍、存在が素晴らしい。今年のオールスター戦でも大谷選手は主役格。指名打者とピッチャーの両方で活躍できるように、規則まで変えてしまったのだから凄い。
実は、メジャーリーグといえども、最近は人気に翳りが出てきているらしい。オールスター戦のテレビ視聴率はかつて25%以上あったのに近年は5%まで下がってしまっているのだという。今年のアメリカオールスター戦のテレビ視聴率は、大谷選手によってどれだけ上がるか興味がありますね。
さて、モータースポーツではどうか。
最高峰カテゴリーのF1もイギリスGPでスプリントレースの予選を行って、競技様式に変化を持たせようとしている。個人的には首を傾げてしまう。これも、F1の運営団体が敏感に翳りを感じている表れなのだろう。
国内では、JAFのモータースポーツ組織の諮問機関であるモータースポーツ専門部会の中にデジタルモータースポーツ部会が設けられて、レース部会(リアルモータースポーツ)と連携してバーチャルとリアルの双方で盛り上げをはかろうとしている。これは、日本だけの動きではなくて、先ごろ行われたFIA世界モータースポーツ評議会でも方針としてデジタルモータースポーツの促進をすると明記している。そしてIOCに加盟しているFIAは、オリンピックバーチャルシリーズに加わることになり、ご存知グランツーリスモが用いられることが決まった。バーチャルモータースポーツの世界では、日本から世界を主導する動きが始まったということですね。グランツーリスモの愛好家は多いと思います。しかし、ボクは、ダメなのです。何がって、酔ってしまうのです。還暦をとっくに過ぎたおっさんにはデジタル、バーチャルの世界に突入するのは次世代の若き諸君たちにお任せします。
さあ、今週末は、5月初旬の第2戦以来のリアルモータースポーツ、SUPER GTがツインリンクもてぎで開催されます。コロナとオリンピック/パラリンピックの影響で二ヶ月半というインターバルを置いて、本当に久々の開催です。おっさんは、ピットでウロチョロしますので宜しくお願い申し上げます。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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