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ボクのクライアントのひとつにイギリスの「AUTOSPORT」誌があります。
誌と表現してしましましたが、時代の流れで雑誌からwebに変わってしまいます。
毎年世界のTop50ドライバー(全ジャンル)という企画があって数ヶ月前、寄稿しているライター宛に<自分が考えるベストドライバーを選べ>というメールが来ていた。しかし、返信するのを忘れてしまった。そして先日その発表があって、当然ボクの投票は反映されなかった訳であります。投票していませんかからね。
後悔先に立たず。
ボク以外のライター達は、いったいどのようなドライバーを推していたのか。フムフムとマウスを握ってカーソルを走らせてみた。これは、あくまでも一雑誌、いやwebの企画ですからね、あしからず。
トップからいっても面白くないので50位から。そのドンケツは、ピエール・ガスリー選手。チーム降格騒動はあったとはいえ、50位とは厳しい。スクロールしてみると、46位に見慣れた顔が!山下健太選手だ!WECの活躍、SGTのチャンピオン獲得が評価されてのトップ50入りを果たした。だんだんと世界のYAMAKENになりつつあるのか。しかし、FIA F3チャンピオンのロバート・シュワルツマン選手がひとつ上の45位にいる。
42位と41位は、山本尚貴選手とアレックス・パロウ選手共にSFの活躍が挙げられている。30位には、ニック・キャシディ選手。当然SFのチャンピオン獲得。しかし、SGTのチャンピオンを逃したことも評価にあった。ダブルチャンピオンだったらもっと上のランキングだったか。TOYOTA GAZOOのWEC関連では、フェルナンド・アロンソ選手が19位。16位にセバスチャン・ブエミ選手。さあ、さあと期待を込めてカーソルを上げて行く。えっ、どこ?同じくWECのチャンピオンを獲得している中嶋一貴選手を探すが、無い、えっ。無い。9位マイク・コンウェイ選手。そうかこの上か・・・。8位にDTMチャンピオンのレネ・ラスト選手。7位にWRCのセバスチャン・オジェ選手。4位にシャルル・ルクレール選手。3位はWRCチャンピオンのオット・タナック選手。2位マックス・フェルスタッペン選手。そして。1位はルイス・ハミルトン選手。あれ?NAKAJIMAの名前が無いではないか。KOBAYASHIの名も。
ボク以外のライターの目は節穴か!分かっていない、本当に分かっていない。
Oh No, you ass---e man!!!! F--k you!! バッキャロウ!お前の母さん出ベソ!
投票しなかった私が悪い。本当にごめんなさい。投票していたら絶対中嶋選手は上位にランクインしていたはず。師走も押し迫って、なんとも気分が悪いAUTOSPORTのTOP50だった。
この回が今年最後のエッセイです。
良い年をお迎えください。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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