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モーター スポーツ コラム 2019年10月11日

【スーパーバイク世界選手権 第12戦アルゼンチン】生放送でお送りする南米ラウンド

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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ジョナサン・レイ

「FIMスーパーバイク世界選手権」の第12戦は地球の裏側、アルゼンチンのサーキット・サンファン・ビリクムで開催されます。今回のレースは「J SPORTS」で深夜の生放送。10月12日(土)、13日(日)に開催される第12戦の模様をレース1、スーパーポールレース、レース2と全て生放送でお届けします。

さて、ジョナサン・レイ(カワサキ)が前戦フランス・マニクール戦で2戦を残してチャンピオンを決定。最後はレース2優勝で、ライバルのアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)に付け入る隙を与えずに見事、5年連続の王者に輝きました。本当にすごいですね。

今季のレイは新型ドゥカティ・パニガーレV4Rの登場で、その異常なポテンシャルの高さに前半戦はなす術なしで、シーズン中盤戦までは5連覇をもう諦めざるを得ないのかと誰もが思っていました。性能調整が行われても状況は好転せず、バウティスタに11連勝を許す結果に。しかし、性能調整が徐々に効き始めると勝利を重ね、一気に形勢逆転。最後は圧倒的な速さでシーズンを制圧しました。

ということで、これから2戦は消化試合ということになるわけですが、来季に向けては実に様々な動きがあります。すでに発表になっているようにランキング2位のアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が来季はホンダに移籍。そして、アレックス・ロウズ(ヤマハ)のヤマハ離脱が発表になりました。そして、ヤマハのシートには今季カワサキのサテライトチームながら何度も表彰台に乗ったトプラック・ラズガットリオーグル(カワサキ)のヤマハ加入が発表。

また、レオン・ハスラム(カワサキ)もカワサキワークスから離脱することに。さらに元MotoGPライダーで英国スーパーバイク選手権に参戦中のスコット・レディングがドゥカティワークスに加入。トム・サイクスはBMWでさらに強化された体制を得ることになり、来季は久しぶりにチーム、メーカーを移籍するドライバーが多いシーズンとなります。

これは徐々にトップチームの残りのシートが少なくなってきていることを意味し、来季も残留を願うライダー達にとってみれば、この2戦の結果が非常に重要な意味を持つということになるでしょう。

今年で2回目の開催となるサーキット・サンファン・ビリクムでは昨年、ジョナサン・レイ(カワサキ)が2連勝を飾りました。チャンピオンを決めてもなお手綱を緩めることはないレイの快走は今年のアルゼンチンでも続くでしょう。

そんなアルゼンチンの昨年のポールポジションはマルコ・メランドリ(当時ドゥカティ、現ヤマハ)でした。今季ヤマハの「GRT Yamaha」から参戦したメランドリですが、3位表彰台を3回獲得するなどいまだに速さを見せているにも関わらず今季限りの引退を決意。2002年の250ccワールドチャンピオンでもある37歳のベテランライダーのフルスロットルのレースが見られるのもあと2戦です。

また、去就が注目されるという意味ではホンダの清成龍一(ホンダ)とレオン・キャミア(ホンダ)の結果にも注目したいところ。すでに1席はバウティスタが座ることが発表になっており、果たして残り1つに誰が座ることになるのか。前戦フランスでようやく怪我から復帰したキャミアはレース1で7位、レース2で9位とシングルフィニッシュを果たしており、ポテンシャルの高さを改めてアピールしています。

1周4.2kmのコースで争われるアルゼンチンの戦いで輝く結果を残すのは一体誰でしょうか。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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