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モーター スポーツ コラム 2019年5月14日

見事な“ダブル”ポールポジション

モータースポーツコラム by 生方 聡
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 ポルシェカレラカップ ジャパン

ゴールデンウィークの10連休、いかがお過ごしでしたか。もちろん私は、SUPER GT第2戦と、ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)第3-4戦が開催される富士スピードウェイに足を運びました。モータースポーツの取材を再開したのが2012年で、以来、5月のこのイベントは欠かさず取材に出向いていますが、10連休のせいか、今年はいつにも増して来場者が多く、富士スピードウェイのまわりは朝から大渋滞。隣接する富士霊園付近で車を降り、サーキットまで歩く選手や、息を切らせてパドックに駆け込む選手を見かけたという人もいるのではないでしょうか。

それほどの人気イベントだけに、決勝レース前のスターティンググリッドにも多くの人が詰めかけ、ワンメイクレースでこれだけ華やかなのもPCCJならではと、ちょっとうれしくなる瞬間でした。

さて、PCCJは2日のイベント期間中に1回の予選と2回の決勝レースを行います。例外もありますが、1日目は昼頃に予選、夕方に第1レースの決勝があります。そして、2日目の昼頃には第2レースの決勝を行います。PCCJの場合、決勝のスターティンググリッドは1回の予選ですべて決まります。予選のベストラップの順で第1レース、予選のセカンドベストの順で第2レースのスタート位置が決まる仕組みです。

 ポルシェカレラカップ ジャパン

つまり、予選のタイムアタックは一発だけでは足りず、さらにもう1ラップ、集中して走ることが必要です。運悪く遅いマシンに引っかかったり、予選途中で赤旗中断になったりと、1ラップのタイムアタックでさえ難しいのに、さらに1ラップというのがどんなに大変なことか、外から見ているだけでも痛感してしまいます。

それだけに、2戦ともにポールポジションを獲得するのは至難の業。今回はオーバーオールでは上村優太選手が、ジェントルマンクラスでは内山清士選手が、ともに第3-4戦のポールポジションを手に入れたのは、素晴らしいのひと言です。

どんなレース展開になったかは、ぜひJ SPORTSオンデマンドのLIVE配信や、PCCJの公式ウェブサイトなどをご覧いただくとして、この富士では、このところメキメキと腕を上げている内山選手の活躍がとても印象的でした。

次回の第5-6戦は、SUPER GT第3戦が行われる鈴鹿サーキットが舞台。ここまでの4戦で3勝を挙げた上村選手と、それを追う笹原選手、大滝選手は、いずれも鈴鹿サーキットレーシングスクールの卒業生。勝手知ったるホームコースでどんな戦いを見せてくれるのか、いまから楽しみです。そして、ジェントルマンドライバーが鎬を削るジェントルマンクラスに、新たなウイナーが生まれるかどうかも、注目です。鈴鹿サーキットに足を運べないという方も、ぜひJ SPORTSオンデマンドのLIVE配信で、レースの行方をチェックしてくださいね。

生方 聡

生方 聡

 モータージャーナリスト。自動車専門誌「CAR GRAPHIC」を経てフリーに。新車のインプレッション記事を自動車専門媒体に寄稿する一方、SUPER GTやポルシェのワンメイクレースシリーズ、TCRジャパンなどをカバー。JAFモータースポーツ専門部会電気・ソーラーカー部会委員。8speed.net(https://8speed.net/)を主宰。

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