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モーター スポーツ コラム 2019年3月13日

行ってきましたFE香港

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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行ってきましたFE香港

先週の8日から香港で開催されたFormula e(FE)の第5戦へ取材に行ってきました。
シーズン1の開幕戦からいくつかのTVステーションで解説をさせていただいてきたのですが、現場へ足を運んだのは、今回が初めてです。所属している日本モータースポーツ記者会の有志18人とともに行ってきました。

香港は、モータースポーツジャーナリストとして初めて海外取材をした地でもあります。
1981年の11月に香港島のヴィクトリアパークの舗装広場に廃タイヤを並べた特設コースで行われた【香港カートグランプリ】へ行ったのでした。以後、マカオGPへは何度となく取材へ出向いたのですが、仕事で香港の地に足を踏み入れたのは、37年と4ヶ月ぶり。

FEの会場は、香港島。九龍サイドと香港島サイドを結ぶフェリー桟橋近くの添馬(タマル)公園周辺の公道を閉鎖した1,86Kmのストリートサーキット。番組をご覧いただいた方はご存知と思います。日本でおなじみのA.ロッテラー選手が初優勝に向けて邁進していたのに最終盤に背後からS.バード選手に追突されて右リヤタイヤがパンク、サスペンションもダメージを受けて後退。最終フィニッシャーとなってしまった。レース後バード選手には5秒のペナリティーが加算され、2番手でゴールラインを切ったE.モルタラ選手がFE初勝利を飾ったのでした。モルタラ選手といえば、お隣のマカオGPでは2009年からF3とGTで6勝を記録。金曜日のチームスポンサーイベントにおいて、「マカオは自分にとってはパワースポットかもしれない」とコメントしていたけれど、今回結果として優勝できたのは、やはりマカオのパワーが!!?

行ってきましたFE香港
シーズン5、そしてGen2のマシンとなってFEは、一気にエキサイティングになったのですけれど、レース以上にレースの行われる現場の立地、インフラストラクチャーが他のカテゴリーのストリートサーキットレースとは異なる、新たな方向性を模索しながらだんだんとオリジナリティを確立しつつあると肌で感じた次第。 先日、来年度の東京都行政の予算にFE誘致へ向けての調査費が計上されたのはご存知ですよね?4月からの予算執行でしょうけれど、日本から近い香港ですから特別に足を運んで視察して勉強してはいかがだったかなと思った。 チームの関係者やドライバーの多くから、早く日本でもFEを開催してもらいたいという声を本当にたくさん聞いた。しかし、今の日本では関係省庁、特に公安関係をウンと言わせて、数日間公道を閉鎖してストリートサーキットを設置し、ホスピタリティーエリアを設営するだけの【力量】が無い。特にハイクオリティのホスピタリティをグローバルレベルで提供できるか、大きな疑問を抱いた週末取材だったのでした。
高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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