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2019年初のエッセイです。書き初めですね。
年末、そして年始は如何お過ごしだったでしょうか?
ボクは、食べて、飲んで、滑った年末&年始でした。と思ったら慌ただしく、4日には仕事始めであっという間に通常モードとなっております。
さて、AIとか全自動なんとかとかが多くのメディアで露出していますね。そして、先日JRの山手線で自動運転のテストが行われたのですが、駅手前でストップしてしまうトラブルが発生、「下手くそ運転」レベルでなんとかテストは終了したと報じています。
一般乗用車も自動運転化への技術開発が進められているのはご存知だと思います。公道における自動車の自動運転は、まずインフラが完備されなければ大きなステップは踏み出せないと考えるので、もう少し時間はかかるのではないでしょうか。
モータースポーツではどうでしょう。
一般公道では、あらゆる目的、異なった運転レベルのドライバー達が行き来しているのですが、モータースポーツ、特にサーキットレースにおいては、まずは、一方方向に進む。そして、競い合って勝つという目的がシンプルなので自動化されたロボットレースカーの出現が早いのではないかという意見があります。実際に生身のドライバーが乗っていないレースカーが試走しています。結果は、クラッシュ。その後の開発はどうなったかは最近報じられないので、開発プロジェクトが頓挫してしまっているのでしょうかね。
あくまでボクの個人的な意見ですが、生身のドライバーがコクピットに乗っていないレースカー、競技車両でモータースポーツをしようなどという考えは、全く賛成できませんね。ロボットカーで競技して何が面白いのでしょうね。エンジン付きのラジオコントロールカーを実際の大きさにして何が楽しいのでしょう?
※ラジコン愛好者の方、誤解をしないでくださいね。ラジコンはものすごく競技性や操作性、そして独自のテクノロジーを駆使しなくては速く走らせられない。その世界を否定するものではありません。いや、ものすごい速さで走るラジコンカーを見たときに鳥肌が立ったほどです。スロットレーシングの世界もとても奥が深くて…。
本題に戻ります。モータースポーツは人間の理知と身体能力が融合してなくてはならない競技です。モータースポーツにロボットなど入ってくるな! ケッ!
人間がやるから、感動も起こる。ロボットがやって、感動します? えっ!
モータースポーツは最高のスポーツであると思っている初老の男が新年早々に息巻いてしまい、失礼しました。今年も宜しくお願いします。
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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