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モーター スポーツ コラム 2018年8月16日

あのル・マン24時間から2か月でシリーズ再開

モータースポーツコラム by 皆越 和也
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WEC

プロトタイプカーとGTマシン、4クラスの混走による世界耐久選手権(WEC)の新たなシーズンの第3戦「シルバーストーン6時間」が、英国イングランドのグランプリコース、シルバーストーンにおいて8月19日に開催される。その決勝の模様はJ SPORTSで生中継J SPORTSオンデマンドでもLIVE配信される。

トヨタが悲願のル・マン24時間制覇したシーンは感動的だった。ゴールしてからもウィニングラン、そして表彰式とJ SPORTSの中継から離れられないファンも多かったことだろう。WECを戦うチームは2か月というインターバルの間に車両の整備はもちろん、今回のシルバーストーンに向けて着々と準備をしてきた。現在の“スーパーシーズン”は今年5月のスパに始まり年をまたいで来年のル・マン24時間までと長く、各レースのインターバルが空いてしまうのは仕方のないことだ。

このインターバルには、LM-GTE ProクラスのBoP(性能調整)が行われ、アストンマーチンとフェラーリはその恩恵を受けることになった。また来季導入されるLM GT2クラスにはランボルギーニが参戦するという噂も聞こえている。

さて今回のシルバーストーン6時間は、年内に行われる富士、上海を含めるとスーパーシーズンの中盤戦に当たると言えよう。スパとル・マンで惨敗したチームも立て直しをはかる時期であるし、序盤の2戦でスタートを決めたチームにとっては、後続チームとの距離を広げるチャンスでもある。

LM P1では、トヨタの連勝が伸びるのか、1-2フィニッシュが続くのか? が注目点。今回は今季初となるハイダウンフォース仕様のエアロパーツを使用する予定だが、昨年マシンとの違いもチェックしておきたい。また連勝中の8号車の後塵を拝している7号車がどんなレースを展開するのかも見ておきたい。

LM P2では、まだ2戦を終えただけで圧倒的な強さを見せているチームはなく、当面混戦となりそうだ。開幕戦優勝のジャッキー・チェンDCレーシング(38号車)、ル・マン優勝のシグナテック・アルピーヌに引き離されないように他陣営がどのような戦いを見せてくれるのか楽しみにしたい。

LM-GTE Proは前述したようにアストンマーチンとフェラーリへのBoPが緩和された。ル・マン24時間ではこの2メーカーだけ別クラスかと思われるような走りを強いられたが、今回のBoPでどこまで性能差が縮んだのか? これはレースで確認するしかないだろう。そういう意味でもアストンとフェラーリの走りには注目だ。
LM-GT AMではBoPの変更はなされていないが、フェラーリをドライブする日本人2名、澤圭太(61号車)と石川資章(70号車)からは目を離したくない。

皆越 和也

皆越 和也

1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

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