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ニュルブルクリンクは山岳コースということもあり、天候が読めない。レースウィークの四日間がずっと晴れたという記憶はないし、6月でもミゾレが降ったりダウンジャケットが手放せなかったり。一昨年は決勝スタート直後に大粒のヒョウがコースを覆ったし、昨年は最終盤の雨。レースが雨と霧で数時間も中断したこともあるし、すさまじい雷雨になった年もある。そして今年も天候に翻弄された。
今年は5月というのに暖かかった。そして最終日に雨と霧の天候となった。決勝レースはドライコンディションでスタート。しかし夜中の2時ぐらいから稲妻が光り出し、2時半には雨がポツポツと落ち出した。雨は小止みになったり強く降ったりしながらゴール時間まで降り続いた。
この雨もあり随所でクラッシュやアクシデントも発生。安全性を確保するためにスローダウンの指示が出るのだが、これを見落としたのがトップを走る#912ポルシェ。明け方の違反が昼前になってペナルティが確定。2位に3分5秒の差をつけていたが、3分32秒のピットストップを命ぜられ、これでトップは#4メルセデスとなり、逆に4分25秒もの差をつけることになった。
しかしその30分後、濃い霧による視界不良のためにレースは中断。#4メルセデスのマージンは一気に吐き出されることとなった。しかもトップと同一周回なのは#912ポルシェのみという状態。ゴールまで残り1時間半でレースは再開されたが、再開後5周目の1コーナーで2台は接触。トップを奪った#912ポルシェがそのまま逃げ切って7年ぶりにマンタイレーシングが優勝した。ポルシェはこのレースウィークに新型911 GT3を発表した。来年以降、ポルシェがFIA-GT3レースでさらに活躍を見せてくれるのかもしれない。なおニュル24時間の最多優勝はBMWの19回で、ポルシェはこれが12回目だ。
雨に翻弄されたのは総合優勝の車両だけではなかった。TOYOTA GAZOO Racing、STIとも雨水がエンジンの不調を招き、あやうくリタイアを喫するところだった。しかし2台ともトラブルに見舞われながらも完走し、参加台数は少ないもののクラス優勝を果たした。来年もきっとこの伝統的な耐久レースにチャレンジをしてくれることだろう。
皆越 和也
1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。
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