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モーター スポーツ コラム 2018年5月1日

2年にわたる“スーパーシーズン”がいよいよ開幕

モータースポーツコラム by 皆越 和也
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WEC

プロトタイプカーとGTマシン、4クラスの混走による世界耐久選手権(WEC)の新たなシーズンの開幕戦「スパ-フランコルシャン6時間」が、ベルギーの山岳コース、スパ-フランコルシャンにおいて5月5日に開催される。その決勝の模様はJ SPORTSで生中継J SPORTSオンデマンドでもLIVE配信される。

WECはLM P1クラスを再編成して過渡期を迎えた。レースは今週末のスパ6時間からスタートして、2019年6月のル・マン24時間まで全8戦の変則的な“スーパーシーズン”として行われる。

ポルシェの撤退により、LM P1クラスに残ったマニュファクチャラーはトヨタのみ。そこで敷居を下げてハイブリッド車両でないプライベートチームにも参戦を促し、さらにハイブリッド車両よりも多い燃料量と軽い車重を許可した。そして8台のノンハイブリッド車両が参戦することになったと同時に、マニュファクチャラーの選手権もなくなった。

WEC

LM P1で注目されるのはもちろん唯一のワークス、トヨタだが、特に今年は現役F1ドライバーであるフェルナンド・アロンソの加入が最も話題を呼んでいる。さらに開幕戦直前になって元F1ドライバーのジェンソン・バトンがLM P1クラスのプライベートチーム、SMPレーシングに加入。同じ元F1ドライバーのヴィタリー・ペトロフらと共に第2戦(ル・マン24時間)から11号車をドライブすることになった。ハイブリッド車両のトヨタと、ノンハイブリッドのプライベーターたちの差は非常に小さいが、トヨタは開幕前のテストから好調。何勝を挙げるのか、また悲願のル・マン24時間制覇ができるのか大いに注目したい。LM P1クラスは10台のバトルとなる。

LM P2クラスは参加台数が減ったものの8台がエントリー。シグナテック・アルピーヌやジャッキー・チェン・DCレーシングも健在で、今シーズンも激戦が展開されそうだ。

LM GTE Proクラスには、今季からBMWがM8 GTEで参戦。フェラーリ、フォード、アストンマーチン、ポルシェと共に5メーカーの車両10台がそろうこととなり、メーカー間のバトルがこれまで以上に楽しめるだろう。LM GTE AMクラスはやや台数が増えてフェラーリ、アストンマーチン、ポルシェの9台。なおLM GTE Pro/AMのGT車両による2クラスのタイヤはミシュランのワンメイク状態になっている。

この週、国内ではSUPER GT富士が3~4日に開催され、WECは5日に開催。特にWECは、このレースの次戦はル・マン24時間。このレースでLM P1クラスのハンディキャップが変更されるのか、ル・マン24時間を予想するためにも、ゴールデンウィーク後半はJ SPORTSでプロト/GT三昧でお腹いっぱいになりたい。

皆越 和也

皆越 和也

1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

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