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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

ワールドカップ 2010年06月14日

(8)グループD セルビア×ガーナ

foot!
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グループD
2010/6/13 16:00 ロフタス・ヴァースフェルド(プレトリア)
セルビア×ガーナ

天候:晴れ 気温:21度 観客:38,883人
主審:エクトル・バルダッシ(アルゼンチン)

【セルビア】
GK
1 ウラジミール・ストイコヴィッチ
DF
6 ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ
5 ネマニャ・ヴィディッチ
13 アレクサンダル・ルコヴィッチ
3 アレクサンダル・コラロフ
MF
17 ミロシュ・クラシッチ
10 デヤン・スタンコヴィッチ(C)
11 ネナド・ミリヤシュ
14 ミラン・ヨヴァノヴィッチ
FW
15 ニコラ・ジギッチ
9 マルコ・パンテリッチ
SUB
12 ボヤン・イサイロヴィッチ
23 アンジェリコ・ジュリチッチ
2 アントニオ・ルカヴィナ
16 イヴァン・オブラドヴィッチ
20 ネヴェン・スボティッチ
4 ゴイコ・カチャル
7 ゾラン・トシッチ
18 ミロシュ・ニンコヴィッチ
19 ラドサフ・ペトロヴィッチ
22 ズドラフコ・クズマノヴィッチ
8 ダンコ・ラゾヴィッチ
21 ドラガン・ムルジャ

(4-4-2)
-----パンテリッチ---ジギッチ-----
-------------------
-ヨヴァノヴィッチ----------クラシッチ-
------ミリヤシュ-スタンコヴィッチ----
-------------------
-コラロフ-ルコヴィッチ-ヴィディッチ-イヴァノヴィッチ-
-------------------
-------ストイコヴィッチ-------

【ガーナ】
GK
22 リチャード・キングソン
DF
4 ジョン・パントシル
5 ジョン・メンサー(C)
15 アイザック・ヴォ-サー
2 ハンス・サルペイ
MF
6 アンソニー・アナン
12 プリンス・タゴエ
21 クワドウォ・アサモア
23 ケヴィン・プリンス・ボアテング
13 アンドレ・アイェウ
FW
3 アサモア・ギャン
SUB
1 ダニエル・アギエイ
16 ステファン・アホール
7 サミュエル・インコーム
8 ジョナサン・メンサー
17 イブラヒム・アイェウ
19 リー・アディ
9 デレク・ボアテング
10 ステファン・アッピアー
11 サリー・ムンタリ
14 マシュー・アモアー
18 ドミニク・アディアー
20 クインシー・オウス・アベイエ

(4-1-4-1)
--------ギャン--------
-------------------
-A・アイェウ-K・P・ボアテング-アサモア-タゴエ-
-------------------
--------アナン--------
-サルペイ-ヴォーサー-メンサー-パントシル-
-------------------
-------キングソン-------

【マッチレポート】
裏・死のグループとも言われているグループDの初戦。
実力的にも伯仲したセルビアとガーナの一戦は、ドイツとの同居を考慮すれば、
どちらかが勝ち抜け、どちらかが脱落する可能性の高いガチンコ勝負。
開始8秒でセルビアのパンテリッチがロングシュートを狙えば、
2分にはガーナのアナンがこぼれ球を豪快にボレー。
早速フルスロットルの殴り合いが期待できるような立ち上がりでゲームの幕が明ける。
まず、持ち前のスピードで主導権を握ったのはガーナ。
4-1-4-1を敷く中で、アンカーのアナンがしっかり中盤を支え、
中盤4枚の両サイドである右のタゴエ、左のA・アイェウはアップダウンを繰り返し、
中央のアサモアとK・P・ボアテングは前へと果敢に飛び出しながら、
1トップを務めるギャンと効果的に絡み、攻勢に出て行く。
また、積極的な仕掛けからFKを得るシーンも多く、
19分にはアサモアのFKからメンサーが惜しいヘディング。
ガーナ優勢で試合は推移していった。
さて、なかなか前線にボールが入らなかったセルビアだが、
25分過ぎからジギッチに入ったボールでFKを獲得し始める。
27分にはそのFK、サインプレーからパンテリッチがフリーで抜け出すもトラップミス。
29分にもジギッチが取ったFKをコラロフが直接狙うなど、
セットプレーに活路が見い出せるような2つのシーンを創り出した。
30分を過ぎると、ガーナもセルビアもサイドをうまく使えない時間が続く。
特にセルビア期待の両SH、クラシッチとヨヴァノヴィッチはほとんど
ドリブルを仕掛けるようなシーンもなく、目立った働きを見せられない。
ようやく39分には左サイドをヨヴァノヴィッチが切り裂いて、
最後はスタンコヴィッチがミドルを放ち、キングソンがキャッチするシーンが。
共に決定機と言えるようなシーンは訪れないまま、前半は終了した。

後半、まず絶好のゴールチャンスを得たのはガーナ。
54分、右サイドからタゴエがヴィディッチの頭をわずかに越えてファーに届く極上クロス。
A・アイェウのヘディングはゴール左に外れたが、大きなチャンスを創出する。
一方のセルビアも58分、イヴァノヴィッチのロングスローからパンテリッチが
右サイドを抜け出すも、マイナスのクロスはマイナス過ぎて誰にも合わず。
直後にも左サイド、パンテリッチのクロスに飛び込んだジギッチの“足”にはヒットしない。
60分にはガーナ、右サイドパントシルのロングスローを
ギャンが頭でうまく捉えたが、ボールは右ポストを叩いて、枠の外へ。
この辺りから、サイドを使ったクロスという形が両チームとも多くなり、
セルビアはヨヴァノヴィッチ、ガーナはアイェウが互いに躍動し始める。
しかし、74分に意外な形でセルビアはCBを失うことに。
ルコヴィッチがギャンを掴んだということで2枚目のイエローカードを提示。
やや厳しい判定のようにも見えたが、人数が減ったことには変わりなし。
アンティッチ監督はヨヴァノヴィッチを下げて、CBのスボティッチを投入。
4-4-1で現実的に勝ち点1を視野に入れた戦い方を選択する形になった。
ところがサッカーとは得てして不思議なもの。以降はセルビアがリズムを掴む。
79分、ラゾヴィッチが左サイドを粘って抜け出し、中へ送ったボールは
クラシッチがキングソンを強襲する左足シュート。
直後も、クラシッチのCKからヴィディッチがバーをわずかに超えるヘディング。
82分にもイヴァノヴィッチが最後方から駆け上がり、強烈なミドル。
むしろセルビアに攻撃面での勢いが出てくることになった。
ただ、これもまたサッカーか。83分、アイェウの左クロスに対応しようとした
クズマノヴィッチが意図的かどうかは微妙にせよ、痛恨のハンドはエリア内。
キッカーはギャン。ストイコヴィッチの動きを見切って冷静に逆を突く。
残された5分と追加タイム。10人のセルビアに余力は残っておらず、
そのままタイムアップ。1戦目ながらグループリーグ突破の
大きな鍵を握るゲームは、PKによる決勝点という意外な結末で、
ガーナが勝ち点3をもぎ取った。

セルビア 0×1 ガーナ
【得点者】
ガーナ:ギャン①(85分=PK)
【警告/退場】
セルビア:ジギッチ①(19分)、ルコヴィッチ①(54分)②(74分)→退場
      クズマノヴィッチ①(83分)
ガーナ:ヴォーサー①(26分)、タゴエ(89分)
【交替】
セルビア:ミリヤシュ→クズマノヴィッチ(62分)
      ジギッチ→ラゾヴィッチ(69分)
      ヨヴァノヴィッチ→スボティッチ(76分)
ガーナ:アサモア→アッピアー(73分)
     K・P・ボアテンク→アディ(90+1分)
     ギャン→オウス・アベイエ(90+3分)
【AD的Man of the Match】
アンソニー・アナン(ガーナ)

写真は、どっちにも関連ありそうなのがないので、あえて「天童駅前のポスト」
334tendo.jpg
AD土屋

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