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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

ワールドカップ 2010年06月13日

(5)グループC イングランド×アメリカ

foot!
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グループC
2010/6/12 20:30 ロイヤル・バフォケン(ルステンブルグ)
イングランド×アメリカ

天候:晴れ 気温:14度 観客:38,646人
主審:カルロス・シモン(ブラジル)

【イングランド】
GK
12 ロバート・グリーン
DF
2 グレン・ジョンソン
20 レドリー・キング
6 ジョン・テリー
3 アシュリー・コール
MF
7 アーロン・レノン
4 スティーヴン・ジェラード(C)
8 フランク・ランパード
16 ジェームズ・ミルナー
FW
10 ウェイン・ルーニー
21 エミール・ヘスキー
SUB
1 デイヴィッド・ジェームズ
23 ジョー・ハート
5 マイケル・ドーソン
13 スティーブン・ウォーノック
15 マシュー・アップソン
18 ジェイミー・キャラガー
11 ジョー・コール
14 ギャレス・バリー
17 ショーン・ライト・フィリップス
22 マイケル・キャリック
9 ピーター・クラウチ
19 ジャーメイン・デフォー

(4-4-2)
----ルーニー---ヘスキー----
------------------
--ミルナー----------レノンー-
-----ランパード--ジェラード-----
-------------------
-A・コール--テリー--キング--ジョンソン-
-------------------
--------グリーン--------

【アメリカ】
GK
1 ティム・ハワード
DF
6スティーヴ チェルンドロ
15 ジェイ・デメリット
5 オグチ・オニェウ
3 カルロス・ボカネグラ(C)
MF
10 ランドン・ドノヴァン
4 マイケル・ブラッドリー
13 リカルド・クラーク
8 クリント・デンプシー
FW
17 ジョジー・アルティドール
20 ロビー・フィンドリー
SUB
18 ブラッド・グザン
23 マーカス・ハーネマン
2 ジョナサン・スペクター
12 ジョナサン・ボーンスティーン
21 クラレンス・グッドソン
7 ダマルカス・ビーズリー
11 スチュアート・ホールデン
16 ホセ・フランシスコ・トーレス
19 モーリス・エドゥ
22 ベニー・ファイルハーバー
9 エルクレス・ゴメス
14 エドソン・バドル

(4-4-2)
----フィンドリー--アルティドール----
-------------------
--デンプシー--------ドノヴァン--
-----クラーク---ブラッドリー-----
------------------
-ボカネグラ-オニェウ-デメリット-チェルンドロ-
-------------------
-------ハワード-------

【マッチレポート】
グループリーグ第1節の中でも屈指の好カード。
ただ、逆に言えば共に勝ち抜けというより決勝トーナメントを見据えている感はあり、
ここでのコンディションはさほどよくないのでは、という見方もあるかもしれない。
試合はわずか4分でイングランドによって動かされる。
ジョンソンのスローインからランパード、ヘスキーと繋いで、
受けたジェラードは落ち着いて右スミに右足アウトでプッシュ。
幸先よく先制点を奪ってみせる格好になった。
ルーニーを筆頭にしたハイプレスの前に、なかなか攻撃を組み立てられないアメリカ。
右サイドからドノヴァンのクロスにアルティドールがヘディング、
ようやくチャンスらしいチャンスが生まれたのは19分のことだった。
イングランドも20分にヘスキーのポストプレーからルーニーがスルーパス、
レノンがフリーで受けるも、中への折り返しを選択し、チャンスは潰えると、
この辺りからはアメリカがドノヴァンとチェルンドロのユニットが有機性を増し、
右サイドからのアタックが活性化して、リズムを掴み始める。
30分を過ぎるとポゼッション率も59%対41%で上回るなど、
形勢がだいぶアメリカに傾きかけた所でカペッロが動く。
イエローを既にもらうなど、守備で後手を踏んでいたミルナーをすっぱり諦め、
S・W・フィリップスをそのままの位置に投入。見方によっては非情にも映るが、
結果的にこの交替が、アメリカ右サイドの抑止力となり、
イングランドも再び持ち直したことを考えれば、さすがカペッロと言うよりないか。
しかし、まさかの落とし穴は意外な所に掘られていた。
40分、中盤でキープしたデンプシーはハッキリ言って可能性の高くない
ミドルを何となく枠に飛ばす。するとグリーンは正面に来たボールをファンブル。
次の瞬間、ボールはコロコロとゴールの中に吸い込まれる。
考えられないミスが飛び出し、前半は1-1で折り返すことになった。

後半はスタートからイングランドがラッシュ。
48分にはレノンが右サイドを切り崩し、中に送るも合わず。
52分にはレノンのスルーパスからヘスキーが抜け出しシュートもハワードキャッチ。
やや動きの重い選手が多い中で、軽快なステップを繰り返すレノンが
イングランドに活力をもたらす。ただ、アメリカも65分、
アルティドールがキャラガーを完全に振り切り、エリア内でシュート、
グリーンが反応したボールはポストに弾かれ、ピッチの中へ。
スピードがあるとは言えないイングランドDF陣からすれば
やはりアメリカ2トップのスピードは大きな脅威になっていたはずだ。
さて、全体的には主導権を握っており、勝ち越しゴールを狙いたいイングランドは
70分過ぎから運動量の落ちないルーニーが再三チャンスに絡んでいく。
71分、ジェラードがダイレクトで上げたアーリーにも1人だけ反応し、
裏へ飛び出すも、わずかにヘディングは当たりきらない。
74分には中央左からワンステップで強烈なミドルを見舞うと、
1分後には上がってきたS・W・フィリップスをよく見てスルーパス、
シュートはハワードに止められ、アシストとはならなかったもののやはり母国の10番。
苦しい時間帯のチームを全力で牽引する。
サイドでの攻防は優位に立っていたチームを見て、
カペッロは3枚目のカードとして79分にクラウチ投入。
84分、中盤でボールを奪ったランパードを起点にカウンター、
ランパード、ルーニー、ランパードで前へ運び、右のレノンへ。
レノンはマイナスの折り返しをジェラードに送るも、戻ったオニェウが捨て身のブロック。
ファーにはフリーのクラウチがいただけに、悔やまれるシーンとなった。
結果はドロー。グループリーグは勝ち抜け濃厚と目されていた2チームだが、
順位はこれでまったくわからなくなった。

イングランド 1×1 アメリカ
【得点者】
イングランド:ジェラード①(4分)
アメリカ:デンプシー①(40分)
【警告/退場】
イングランド:ミルナー①(26分)、キャラガー①(60分)、ジェラード①(61分)
アメリカ:チェルンドロ①(39分)、デメリット①(47分)、フィンドリー①(74分)
【交替】
イングランド:ミルナー→S・W・フィリップス(31分)
        キング→キャラガー(46分)
        ヘスキー→クラウチ(79分)
アメリカ:フィンドリー→バドル(77分)
      アルティド-ル→ホールデン(86分)
【AD的Man of the Match】
アーロン・レノン(イングランド)

写真は、ジェラードが生まれ育ったスタジアム「アンフィールド」
014anfield.jpg
AD土屋

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