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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
グループE
2010/6/19 13:30 モーゼス・マビダ(ダーバン)
オランダ×日本
天候:晴れ 気温:22度 観客:62,010人
主審:エクトル・バルダッシ(アルゼンチン)
【オランダ】
GK
1 マールテン・ステケレンブルフ
DF
2 グレゴリー・ファン・デルヴィール
3 ヨニー・ハイティンハ
4 ヨリス・マタイセン
5 ジオヴァニ・ファン・ブロンクホルスト(C)
MF
6 マルク・ファン・ボメル
8 ナイジェル・デ・ヨンク■
7 ディルク・カイト①
10 ウェズレイ・スナイデル
23 ラファエル・ファン・デル・ファールト
FW
9 ロビン・ファン・ペルシー■
SUB
16 ミシェル・フォルム
22 サンデル・ボスフケル
12 ハリド・ブラルーズ
13 アンドレ・オーイエル
15 エドソン・ブラーフハイト
14 デミー・デ・ゼーウ
18 スタイン・スハールス
20 イブラヒム・アフェライ
11 アリエン・ロッベン
17 エルイェロ・エリア
19 ライアン・バベル
21 クラース・フンテラール
監督
ベルト・ファン・マルヴァイク(オランダ国籍)
(4-2-3-1)
-------ファン・ペルシー-------
------------------
V・デル・ファールト-スナイデル----カイト-
-----デ・ヨング--ファン・ボメル-----
-------------------
-ジオ-マタイセン-ハイティンハ-V・デルヴィール-
-------------------
-------ステケレンブルフ-------
【日本】
GK
21 川島永嗣
DF
3 駒野友一
22 中澤佑二
4 田中マルクス闘莉王
5 長友佑都
MF
2 阿部勇樹■
17 長谷部誠(C)
7 遠藤保仁
FW
8 松井大輔
18 本田圭佑①
16 大久保嘉人
SUB
1 楢崎正剛
23 川口能活
6 内田篤人
13 岩政大樹
15 今野泰幸
10 中村俊輔
14 中村憲剛
20 稲本潤一
9 岡崎慎二
11 玉田圭司
12 矢野貴章
19 森本貴幸
監督
岡田武史(日本国籍)
(4-3-3)
---------本田---------
--大久保----------松井--
------------------
----遠藤-------長谷部----
---------阿部---------
--長友--闘莉王---中澤--駒野-
-------------------
---------川島---------
【マッチレポート】
オランダと日本、初戦を勝利したチーム同士の対戦。
スタメンを見ると、両監督は共にまったく同じメンバーを選択。
やはり勢いをそのまま継続させたい意思の表れか。
特に日本にしてみれば、勝ち点3を得てグループ最強の相手と当たれることが大きい。
試合前の通路が映る。そうか、コクーも代表スタッフなんだな。
コイントスに勝ったのは日本。エンドの交換が行われて、キックオフを迎える。
序盤から基本はセットしてブロックを作る日本も、
初戦より前からのプレスを積極的に掛ける。
特に松井のハイプレスは目立つ。まるで後半は考えていないかのように。
ややボールを回しながら様子を見るような立ち上がりとなったオランダ。
最初のチャンスはセットプレー。9分、スナイデルのFKはバーを越えていく。
11分、日本は松井と長友で左サイドを崩して、最後は長友がミドル。
ファーストシュートが記録された。
開始15分までのキープ率はオランダ驚異の76%。ただ、チャンスは少ない。
意図的か、余儀なくか、とにかく日本はゲームをフリーズさせることに成功した。
遠藤の献身が目立つ。元々ボールを持った時に真価を発揮する彼が
これだけボールに触らず、前へプレスに出て行くシーンもままある。
ここでのバランス維持が生命線だけに、この7番の存在は大きい。
30分を回った時点で、オランダのキープ率は72%。シュートは2本。
相変わらず存在感があるのは、いつもより音量の大きいブブゼラくらいか。
32分、遠藤のFK、本田のスタンディングヘッドはバーの上へ。
36分、松井の仕掛けで奪ったFK、遠藤のキックは闘莉王の頭へ合うも枠外へ。
セットプレーから2本シュートを放った日本が流れからチャンスを掴んだのは37分。
右サイドに作ったスペースを、松井のパスから駒野が突く。
クロスは流れるが、本田、遠藤と繋いで松井はトラップが浮き、ボレーはGKキャッチ。
41分、本田の無回転を狙った35mFKは大きくバーの上へ。
やや焦れてきたオランダも少しずつ攻撃が単調になり、
スナイデルもファン・デル・ファールトも動きに幅が見られない。
3:7でボールを支配されているチームがシュート数では2本上回る、
何とも不思議な数字が残り、前半終了のホイッスルが吹かれた。
後半はまずオランダがラッシュ。
47分、スナイデルのシュートは遠藤が体でブロック。
48分、ファン・ブロンクホルストの左クロス、
ファン・ペルシーのヘディングはヒットせずGKへ。
49分、ファン・ボメルのフィードに完全に裏を取った
ファン・ペルシーのボレーはヒットせず枠には飛ばない。
ただ4分間でシュート数は一気に逆転。ギアを1段上げてきたオランダ。
猛攻に晒された日本は耐え切れず、決壊したのは53分。
左からファン・ブロンクホルストのクロス、闘莉王のクロスは小さい。
拾ったファン・ペルシーが落とすと、スナイデルの強烈なミドルを川島弾けない。
やはり警戒すべきは10番だった。押し寄せる濁流のような時間帯を守りきれず。
オランダが流れそのままに先制ゴールを奪う。
日本もチャンスがない訳ではない。積極性が目立ったのは大久保。
56分にファン・ペルシーとぶつかりながら、カットインして枠内シュート。
57分、65分にもシュートを放ち、オランダを睨み付ける。
64分、岡田監督が選択した1枚目のカードは中村俊輔。
とうとう日本の10番が南アフリカのピッチに登場した。
69分、大久保が右に流すと上がってきた駒野はグラウンダーで中へ、
DFラインとGKの間に素晴らしいボールが入り、ファーには本田が詰めるも、
直前でファン・デル・ヴィールがクリア。シュートには至らない。
このCK、遠藤がクイックで蹴ると、受けた中村俊は遠藤にうまくリターン、
上げたクロスも何とかファン・ペルシーがクリア。シュートには至らない。
全体的に見れば、日本はカメルーン戦の後半よりも攻撃に出て行くパワーも形もある。
もちろん守備がベースにはあったが、初戦からは内容も向上しているように思えた。
72分、オランダが切ってきた1枚目のカードはやはりエリア。
ファン・デル・ファールトに替わって入ってきたスピードスターに、
岡田監督も長友を駒野と入れ替え、スピードとパワーで対抗させる。
77分、2枚替え。長谷部と大久保を下げて、岡崎と玉田が入る。
ここで攻撃的なカードを2枚切り、玉田を1トップに、
その下には右から中村俊、本田、岡崎を並べ、
ボランチは阿部と遠藤という4-2-3-1にシフトして、勝負に出た。
オランダはある程度後ろに重心を置いて、チャンスがあったら前へという戦い方に。
ただ、チャンスができそうな雰囲気は日本にもある。
ゆえにオランダにもチャンスが出てくる。
85分、中澤のパスミスをキッカケにエリアのパスからアフェライが抜け出す。
飛び出した川島、ファインセーブ。
88分、フンテラールのパスからまたもアフェライが抜け出してフィニッシュ。
ここも川島、ファインセーブ。まだ試合を終わらせない。
叫ぶ岡田監督。最前線に闘莉王が上がる。
すると90分、日本にこの日最大のチャンス。
長友のアーリー、闘莉王はヘディングで競り勝ち、岡崎が素早く反応する。
左足を振り抜いたボレーは抑えきれない。痛恨のシュートミス。
結果からすれば順当にオランダが勝ち点3を収めた格好になったが、
日本も初戦よりは力を発揮する場面が多かったように思える。
それゆえに勝ち点3は厳しかったかもしれないが、
勝ち点1の可能性は十分あったのではないか。
とにかく最終戦のデンマークに日本の命運は委ねられることとなった。
オランダ 1×0 日本
【得点者】
オランダ:スナイデル①(53分)
【警告/退場】
オランダ:ファン・デルヴィール①(36分)
【交替】
オランダ:ファン・デル・ファールト→エリア(72分)
スナイデル→アフェライ(83分)
ファン・ペルシー→フンテラール(88分)
日本:松井→中村俊(64分)
長谷部→岡崎(77分)
大久保→玉田(77分)
【AD的Man of the Match】
ウェズレイ・スナイデル(オランダ)
写真は、スナイデルの出身地「ユトレヒト」
AD土屋
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