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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2010年02月27日

フレンドリーマッチ U-18Jリーグ選抜×日本高校サッカー選抜@国立

foot!
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Jリーグのクラブユース選抜と、選手権の優秀選手をさらにふるいにかけた高校選抜の激突。それがゼロックススーパーカップという、非常に注目度の高いゲームの前座として開催されるとあっては、行かない訳にはいきません。Jリーグ選抜のキャプテンを務めた夛田凌輔(C大阪・2年)が「選手権をTVで見てた人たちと試合できることは楽しみでワクワクして待ってた」と言えば、高校選抜の10番を背負った柴崎岳(青森山田・2年)も「同年代の選手と鎬を削れてものすごく楽しい試合」と語るなど、選手たちにとっても聖地・国立での一戦はかなり魅力的に映ったようです。さて、ゲームは序盤から、「杉本(健勇・C大阪・2年)に当ててキープしてというのを徹底的にやった」(倉又寿雄監督)Jリーグ選抜が攻勢に。収める杉本へ、中盤両ワイドの堀米勇輝(甲府ユース・2年)と高木善朗(東京Vユース・2年)と、U-17W杯に臨んだ日本代表のレギュラー2人に加えて、FWの原口拓人がよく絡み、チャンスを創ります。するとスコアを動かしたのもJリーグ選抜。24分、堀米のショートコーナー、受けた高木かクロスを送ると、立ち上がりから積極的なオーバーラップを繰り返していた「国立のピッチは夢だった」という右SBの松原健(大分U-18・2年)が左足ボレー。ボールは右スミに吸い込まれ、流れそのままにまずは先手を取りました。さて、記憶も新しい選手権のヒーローたちが顔を揃えた高校選抜は、配給役を担う碓井鉄平(山梨学院大附・3年)と柴崎のドイスボランチも守備に回る時間が長く、なかなか2トップの赤崎秀平(佐賀東・3年)と黄順旻(神村学園・3年)まで、ボールが回りません。30分には柴崎と赤崎のコンビネーションからいい形を掴んだものの、判定はオフサイド。「前半は堅くなって、いいパフォーマンスが出せなかった」とは高校選抜の大浦恭敬監督。シュート数7対0というスタッツ通り、まずはJリーグ選抜が圧倒して35分間が終了しました。後半は開始から高校選抜に交替が。選手権得点王の山本大貴(ルーテル学院・3年)と小島秀仁(前橋育英・2年)を投入すると、結果的にこの2人がゲームの流れを変えることになります。39分、柴崎のスルーパスに反応した赤崎がシュート。これはGK渡辺泰広(新潟ユース・2年)がファインセーブで逃れるも、そのCKから柴崎のキックに高い打点で合わせたのが山本。選手権の開幕戦でも2点を奪った、縁起のいい舞台で再び結果。1-1、ゲームは振り出しに戻りました。そうなると今度は一転、高校選抜に勢い。「相手がバテてきた」(碓井)所に、U-17W杯でもコンビを組んだ小島がボランチに入ったことで、柴崎がかなり高いポジションを取り始め、ボールを呼び込み、好機を窺います。今度は劣勢を強いられたJリーグ選抜。その中で光ったのは途中出場の小野裕二(横浜FMユース・2年)。43分に投入されると、直後に2度のチャンスをお膳立て。54分には廣木雄磨(FC東京U-18・2年)のクロスに、ドンピシャヘッド。GK櫛引政敏(青森山田・2年)のファインセーブに阻まれましたが、持ち味のフィニッシュに絡む力を発揮してみせます。終了間際の70分、高校選抜に最後の決定機。左SB中島龍基(青森山田・3年)のクロスは赤崎へ。しかし、やや入り過ぎてコントロールを失い、シュートできず。72分、Jリーグ選抜に最後の決定機。中央から夛田のFKはキッチリ枠内へ。GK原田直樹(広島観音・3年)が鋭い反応でセーブ、リバウンドを松原が押し込み、劇的勝利かと思いきや、オフサイドでノーゴール。そのまま1-1。ドロー決着となりました。試合後の会見で倉又監督は「光栄な試合を監督させていただいた。今日に限らず、こういうゲームを増やしていくことが日本サッカーのためになる」と語っています。このゼロックスの前座というのは毎年のベースにして、例えば土日ないし祝日に開催される代表戦の前座とか、今年の開催は発表されていませんがオールスター(JOMOカップ)の前座などに組み込んでいったら面白いかなあと、今回改めて感じました。色々な意味で非常に意義深いゲームだったのではないでしょうか。   AD土屋


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