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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2009年12月26日

インカレ準決勝 関西大×明治大@平塚

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関東王者、優勝候補筆頭の呼び声も高かった流通経済大をPK戦で下した関西大。天皇杯でJ2湘南、J1山形を撃破したことで、一躍名を馳せた明治大。実力校同士の準決勝となったゲームはいきなり動きます。動かしたのは明治。7分、小林裕紀(3年・東京Vユース)のアーリーを、ラインギリギリで抜け出した久保裕一(3年・名古屋U-18)はDFと競り合いながらシュート。勢いはなかったものの、コースよく左スミへ。「前向いてグイグイ行くのが相手は嫌だろうと思って使ったのが当たった」と神川明彦監督。今大会初スタメンの11番が早速期待に応えてみせます。その後はどちらも決定機は掴めない中、ペースはやや明治に。そこには、こちらも大会初スタメンで左SHに入った田中政勝(4年・国見)の存在が。「相手の右SB宇佐美(宏和・4年・C大阪U-18)くんがキーになると思ったのでぶつけた」(神川監督)と送り出されたキャプテンは、積極的な仕掛けでサイドの主導権を奪取。8分にはドリブルから都丸昌弘(4年・前橋商業)のシュートシーンを演出するなど、攻撃面の貢献が結果として宇佐美のオーバーラップに対する抑止力に。36分には藤澤典隆(3年・広島ユース)のスルーパスに抜け出した金園英学(3年・立正大湘南)のシュートは、高木駿(2年・東京Vユース)がファインセーブで阻止。CBの蛭田達也(4年・滝川第二)が負傷退場するアクシデントもありましたが、概ね狙い通りのゲーム運びを展開した明治リードで前半は終わりました。後半はまず51分、53分と消されていた宇佐美が意地のオーバーラップからいいクロスを連発。さらに59分には左SH中村祐哉(4年・大分U-18)のクロスを最後は金園がシュートまで。宇佐美、中村など両サイドのキーマンが躍動し始めた関大が、少しずつ押し返します。65分には島岡健太監督も、清水孝太(4年・星稜)と金久真也(4年・鵬翔)を同時投入。リスクを負って1点を奪いに出ました。すると73分にビッグチャンス。右サイド宇佐美のアーリークロス、佐藤悠希(4年・奈良育英)が胸で落とした先に金久。同点かと思われた刹那、横から掻き出したのは蛭田に替わってCBに入っていた吉田啓祐(2年・東京Vユース)。「信頼を置いている。よくやってくれた」と神川監督も認めた男のビッグプレー。関大、追い付けません。すると80分、生まれたゴールは同点弾ではく追加点。その吉田が右から上げたクロス、ニアで都丸がダイビングヘッド、GK児玉剛(4年・京都内定・京都U-18)もよく弾きましたが、こぼれを押し込んだのは久保。「堪え忍んでチャンスを待つ」(神川監督)コンセンサスを実行し、チャンスを結果に昇華。0-2、明治が昭和38年以来となる、ほぼ半世紀近い46年ぶりの決勝進出を勝ち取りました。関大はスキルの高い選手が多く、初戦で敗れた高知大の野地照樹監督が語った「相当レベルの高い選手が多くいる。関西で一番強い」という言葉も納得できると思います。ただ、宇佐美と田中の相殺や、金園への厳しいプレス、中村、藤澤へのケアなど、多くを含めてうまく封じ込められてしまった印象でした。さて、とうとう国立へと辿り着いた明治。関東リーグでは12校中で下から3番目の37失点を喫した守備に対して「重要なんだぞともう1回確認した」(神川監督)成果が、3試合でPKの1失点のみという堅守に繋がっています。最終ラインの鹿野崇史(3年・市立船橋)と奥田大二郎(2年・東京Vユース)が累積警告で決勝は出場停止。神川監督も「監督として国立で戦うのは初めて」とのことですが、「せっかくの国立なので明治のしっかりと繋ぐサッカーを見せたい」と決意を。福岡大と明治大のファイナルは1月6日14時、聖地国立でキックオフを迎えます。   AD土屋




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