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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

本日の補足 2009年12月25日

本日の補足

foot!
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ヘリングスさんのGKレッスンⅡいかかでしたか?
皆さんのお役にたてたら幸いです。
ヘリングスさんにはインタビューもしましたが、
番組では時間の関係で使わなかったので一部をここで出させていただきます。

Q、これまでのGKの中でもっとも素晴らしいGKは誰ですか? 
H、なかなか難しい質問ですね。
それというのも、サッカー自身が信じられないぐらい大きく変化し、
発展してきましたからね。特にスピードという点ではね。
そうですね、ただ言えることは、今ではGKは、
第一のフィールドプレーヤーだということですね。
かつては、いいサッカー選手とは言えないようなGKもいましたが、
今となっては、かなり重要な基準があって、それは、
GKもまずは素晴らしいサッカー選手であることなのです。
かなり本質的な部分でのことです。

面白い話が頭に浮かんできています。
それは、ヘルタBSCがホームでハンブルク(2009/10/4)と戦ったゲームです。
ヘルタが負けたのですが。ヘルタBSCのGKは18才と若い選手で、
彼はゴールから20メートルほど飛び出すと、ボールをヘディングしたのです。
ボールはセンターラインまで飛びました。
すると、ヤロリームがそのボールを取って、直接ゴールを決めたのですよ。
その1分後、まったく同じことがもう一度起きるのです。
彼は、またもヘディングでボールをセンターラインまで飛ばしたのです。
すると今度は、ゼ・ロベルトがボールを取り、ゴールを決めてしまったのですよ。
みんなは、「あー、あのGKは信じられない」と言いましたよ。
でも、事実としては、そのGKは非常にうまくやってのけていたのです。
問題は、センターライン付近で、そのチームメイトがボーッとしてしまっていたのですよ。

私の考えとしては、GKにとって非常に重要な要素は、ともにプレーできること、
プレーに加わることができることだと思いますね。
それ故に、GKもいいサッカー選手である必要がありますよね。
だれかというのを探し出してくるのは難しいですね・・・
ただ、長きにわたり、レアル・マドリーのGKは気に入っていました。
それでも、もう彼も年をとり、パフォーマンスも・・・
でも、ブッフォンはGKとして気に入っていましたよ。
彼は、私にとっては、そうですね、やはり手本となる存在でしたね。
あと、ある意味でカーンも自分にとってはお手本でした。
戦う気持ちの部分や、アグレッシブさなどでね。
例えば、トニー・シューマッハーと比べれば、シューマッハーは
まるで壊れ易い卵のようなナイーブさでしたから。
それ以外では、GKというニュアンスの中から個々の部分を取り出すとしたら、
たとえばチェフなどは長きに渡り、いいパフォーマンスを見せていましたよね。
あと、マンチェスター・ユナイテッドのファン・デル・サールなんかも、
しっかりとともにプレーできる選手です。
彼も少々年をとってきましたが、確かに素晴らしいサッカー選手です。
常に、プレーに加わって行こうという姿勢がありますよね。
今日では確かにそういうことは大切です。
それ故に、ここでの練習でも、例えば、GK抜きでのミニゲームなどをしているときなどには、
GKも一緒にやらせてもらうように頼みますよ。
そこで一緒にやることによって、GKもよりボールの感覚をつかめますし、
素速いリアクションも出来るようになってきます。必ず、そこでうまくなっていきますよ。

写真は今回もお世話になった1FCケルン・クラブハウスのレストランに飾ってある
77/78ブンデス&ポカールと二冠を勝ちとった時の記念写真です。
ヴァイスヴァイラー監督、へリングスさん、奥寺さん、シューマッハー、
D・ミューラー、ハインツ・フローエ、ツィンマーマン、クールマンなど懐かしい面々が並んでいます。
なんと下の列の左端にはシュスター(前R・マドリー監督)の若かりし姿もありました。
koln picture.JPG
甲斐

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