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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
今回で88回を数える、冬の風物詩とも言うべき高校選手権。今年もホームページ上では少し人員も補強しつつ、レポートをお届けします。さてさて昨日の開幕戦を経て、今日から本格的に大会が開始。王国静岡の復権を託されたのは新鋭・藤枝明誠。伝統のオレンジを身に纏うのは古豪・徳島商業。大会初出場と大会最多となる38回目の出場。対照的な両校の対戦は駒沢から。ゲームが動いたのは開始早々。藤枝明誠は県予選決勝でも先制点を決めている鈴木周太(3年・エスパルスSS榛原)が左サイドを突破してクロス、ファーで安東大介(3年・静岡末広中)がダイビングヘッドで競り勝ち、わずか2分でリードを奪ってみせると、その後もボランチやCBから繰り出されるフィードを、安東と大山和早(3年・OSADA-FC)の2トップがしっかり収めて、鈴木と飯塚祐樹(3年・FC VERDURE)の両SHが裏へと飛び出すシンプルな攻撃を徹底。徳島商業ディフェンスはなかなかアジャストできず、危ないシーンが続きます。ところが21分のゴールは劣勢の徳島商業に。右サイド深い位置からSBの尾崎修(2年・徳島JY)がフィードを送ると、3トップ下の小巻友希(2年・プルミエール徳島SC)がラインブレイク。GKとの1対1も、かわしてループと極めて冷静なフィニッシュ。10番の面目躍如。チームとしてのファーストシュートで徳島商業が追い付きました。すると流れは途端に一変。24分に弓場広介(3年・徳島城西中)、小巻と続けて徳島商業が決定機を創出すると、32分には弓場が股抜きで1人かわしてスルーパス、3トップの一角に入った寺西拓也(1年・徳島FCリべリモ)が放ったシュートはGK正面を突いたものの、いい時間帯が続きます。序盤こそ緊張からかアタフタした守備面も、「相手は長いボールが入ってくる単調な攻撃だとわかっていた」と河野博幸監督が語った通り、前からのプレスが効き出すと、そのフィード自体も封殺。徳島商業がペースを掴んで、前半は終わりました。後半はお互いにロングボールが増え、膠着した時間が続きますが、縦への推進力を有したタレントを抱える藤枝明誠がやや優勢。70分、キャプテン辻俊行(3年・FC VERDURE)のCKから、CBの向田将悟(2年・ヤマハジュビロ掛川)がFWばりのボレーを放つと、わずかにクロスバーの上。スタンドを沸かせます。ただ、徳島商業からすれば「押し込まれるのはわかっていた」(河野監督)こと。後半は「中盤を下げてサイドからのカウンター」(同)にある程度狙いを絞ります。そして76分にはそのシーンが。左サイドからのカウンター、中央にも枚数が揃う中、SBの日浦陸(3年・徳島国府中)はニアへグラウンダーの折り返しを選択。フリーの小巻、左足シュートは枠内へ。これはGK甲斐透真(3年・藤枝明誠SC)がキャッチ。後半40分間は共にシュート3本。両者譲らず。2回戦進出はPK戦で決することになりました。迎えたPK戦もロースコアで推移。3人目が終わって藤枝明誠の甲斐が1本、徳島商業の中島優希(3年・徳島JY)が2本ストップ。後攻の藤枝明誠が0-1でリードとなります。徳島商業は4人目の弓場がようやく決めると、藤枝明誠も鈴木が沈め、1-2。プレッシャーの掛かる5人目、徳島商業はキャプテン後藤正次(3年・徳島JY)がキッチリ左スミへ。藤枝明誠は飯塚、左に蹴られたボールは左に飛んだ中島の手元をすり抜けてネットへ。初めて冬の全国を体感した藤枝明誠が、苦しみながら静岡のプライドを堅持する結果になりました。敗れた徳島商業も、立ち上がりこそ「地面に足が着いていなかった」(河野監督)ように見えましたが、同点弾以降は粘り強く抗戦。十分勝機もあったと思います。「向こうもたぶんPKになるとは思ってなかったんじゃないかな」と河野監督。脈々と受け継がれてきた徳商魂は、今年のチームにもしっかりと息づいていました。 AD土屋
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