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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

スタッフブログ 2009年11月21日

プレーオフ何となくレビュー

foot!
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ご要望を頂いたので、プレーオフの簡単なレビューを。
1st-Legは1試合しか見られなかったので、基本は2nd-Legということで。
箇条書きに近い形でやっていきます。

UKRAINE 0×1 GREECE

ドンバス・アレーナのこけら落とし。大事なゲームもスタンドはガラガラ。
かなり慎重な立ち上がりの中、ウクライナは右SHのアリエフが積極的。
8分、18分とそのアリエフのシュートがギリシャのGKツォルヴァスにファインセーブを強いる。
ギリシャは4-3-3で入ったが、パパスタソプーロス負傷で
プリアツィカスを投入すると3-4-3、あるいは5-2-3というか5-4-1に変更。
直後の31分、ここまでよくボールを引き出していたサマラスのスルーパス、
完全にCB2枚の間を抜け出したサルピンギディスが1対1も冷静に右隅へ流し込み先制。
121分目にしてようやく均衡が破れる。
すると、もはやギリシャはある程度引き込んで前の3枚+どちらかのWBが攻撃に出る形。
ウクライナも必死に反撃開始。
39分、59分にシェフチェンコが得たチャンスもノーゴール。
61分、ルーズボール拾ったセレズニョフのシュートはわずかにゴール右へ。
68分、いい形から右サイド崩してこぼれ拾ったラキツキーのシュートはGK正面。
ミハイリチェンコ監督は69分にヤルモレンコを下げて、グセフを投入すると
シェフチェンコが左サイドにスライドしたが、実質4トップ気味の布陣に。
80分過ぎから雨も激しさを増す。ウクライナも必死に攻めるものの、
凄まじい集中力ですべてを跳ね返すギリシャディフェンス。
94分、セレズニョフのシュートはツォルヴァスがセーブ、グセフ詰めるもシュートは枠外に。
直後、ギリシャのW杯出場を告げるホイッスルが。
立ち尽くすミレフスキー、泣き崩れるシェフチェンコ、
毅然とスタンドに手を掲げながらロッカーへと立ち去るティモシュクが印象的だった。

BOSNIA AND HERZEGOVINA 0×1 PORTUGAL

3‐1‐4‐2のボスニアに対して4-2‐3‐1のポルトガル。
ボスニアホームのピッチは状態がかなり悪くデコボコ。
ポゼッションで上回るボスニアは簡単に縦へ送るシーンもあり、攻勢に出るも精度が低い。
それでも最初の決定機はポルトガル。25分R・メイレレスのパスを、ティアゴがヒールでワンツー、
受けたR・メイレレスのシュートはGKが超ファインセーブ。
ポルトガルはある程度前にボールを蹴るシーンが多い。
35分にはスタメン出場のピャニッチがフィード、ジェコ落として
イビシェヴィッチが狙うもバーの上へ。期待の3人がコンビネーションを見せる。
しかし先制はポルトガル。
56分、左サイドでナニが粘って右へ、R・メイレレスが落ち着いて左隅へゴール。
2戦合計でも、アウェイゴールを奪った上で2点のリードを得る。
高さやキープは十分通用していたジェコも、イライラして異議を唱えイエローカード。
さらに、75分にはサリホヴィッチ2枚目のイエローでレッドカード。
この後、副審の後頭部に観客の投げ入れたモノが当たる。スタジアムの雰囲気も険悪に。
数的不利となり、集中切れたボスニアは攻め手なく、
最後はポルトガルが悠々と逃げ切り、W杯進出を比較的淡々と決めた。

SLOVENIA 1×0 RUSSIA

アブラモヴィッチもスタンドに登場した中、素晴らしい規模で素晴らしい雰囲気のスタジアム。
10分、スロヴェニアが上げた左クロスはイグナシェヴィッチの膝に当たって左ポストへ。
あわやオウンゴールという幕開けとなる。
1st-Legを1-2で落とし、ゴールが必要なスロヴェニアは序盤から左サイド中心にかなり前へ。
ロシアは右サイドのアルシャヴィンも左サイドのジルコフもボールタッチが少ない。
27分はスロヴェニア、右から崩してビルサが繋ぎ、ノヴァコヴィッチがフリーでシュートもGKキャッチ。
41分はロシア、イグナシェヴィッチの20mFKは壁のノヴァコヴィッチを直撃。
そして迎えた44分はスロヴェニア、
GKからパスを6本繋いで右へ展開するとビルサの左足クロスが中へ。
ニアでデディッチが右足を伸ばして右隅へゴール。
スロヴェニアが2戦合計2-2ながら、アウェイゴールで優位に立った。
策士ヒディンクは後半開始からケルジャコフとセマクを投入し、
アルシャヴィンを前に出した4-4-2気味にシフト。
しかし66分、ゴール前に飛び込んだケルジャコフはGKがファンブルしかけた所に
足を出し、結果一発レッド。ますます窮地に追い込まれる。
77分、ヒディンクは中盤のビリャレトディノフを下げて、ポグレブニャクを投入。
早速アルシャヴィンの右クロスがポグレブニャクの頭に合うも、やや力なくGKへ。
ロシアは4‐3‐2で、アルシャヴィンとポグレブニャクの2トップにシフトしたが、
どうしても連動性に乏しく、個々の突破ばかりが目立ち攻撃が続かない。
85分、ジルコフがアルシャヴィンとのワンツーで抜け出しシュートも
GKハンダノヴィッチがファインセーブ。これはかなり惜しく、スタジアム中が息を呑んだはず。
90分、アルシャヴィンのFKにはGKのアキンフェエフも上がるがアッサリDFクリア。
焦るロシアは92分、ラインを割ったボールを渡さなかったスロヴェニアのサブの選手を
ジルコフが突き飛ばし、2枚目のイエローカードで退場に。募る焦燥感。
93分、アキンフェエフのFK、イグナシェヴィッチが頭で繋ぎ、ベレズツキーがボレー。
これもシュートかパスか、やや中途半端なままに枠外へ。
一体感のあるサポーターに後押しされ、シュート数でもポゼッションでも上回ったスロヴェニアが
以前の絶対的エース、ザホヴィッチと同じファーストネームを持つ
“ズラトコ”デディッチの一発で戦前の予想を覆して、南アフリカへと乗り込むことになった。

URUGUAY 1×1 COSTA RICA

一部で話題になっている長い国歌のくだりをまとめると、(歌い始めが00:00)
00:00〜01:32…1回全体的に盛り上がって、歌い終えるチャンスはあった
01:32〜03:19…選手も歌い終わった感満々だったのにまだ続けるんですかい?
03:19〜04:26…もはやウルグアイの選手すら不満を表す中、4分26秒完唱
とんでもなくカラフルなもみあげの歌手が4分以上熱唱している間に、
並んでいる選手を撮影しているカメラマンは何往復しただろうか。
歌い終わった頃、コスタリカは集合写真も終えてとっくにアップを開始していた。
7分、フォルランのミドルは反応の遅れたGKナバスが頭でクリア。
これで得たCK、フォルランのキックはフリーのゴディンがヘディングもGK正面。
両チームともに3バックで帰陣も速く、基本は守備に重心を置いた手堅いゲーム。
それでもロデイロの積極性目立つウルグアイがわずかに攻勢。
ただ、金田さんも軽く嘆いたようにフィニッシュへのアイデアは少ない。
33分、ロデイロがドリブルから右へ送り、スアレスのシュートはバーの上へ。
コスタリカのチャンスは36分、ボラーニョスのミドルはGKムスレラが片手でファインセーブ。
全体的にピッチが靄がかっていて見にくい状態の中、
52分、ロデイロの左クロス、エグレンのヘディングはゴールわずかに左へ。超決定機。
57分、コスタリカが緩慢な動きでボールロスト、
スアレスが繋いでフォルランのシュートはGKファインセーブ。
65分、ウルグアイはスアレスを外してアブレウを投入。
直後にフォルランのクロスへアブレウが飛び込み、高さの脅威を見せる。
ゴールを奪わないと勝利がないコスタリカは69分、CBのマリンOUTでエースのサボリオIN。
しかし70分、スローインの流れからスコッティの右クロスに飛び込んだのはアブレウ!
3バックのセンターにスライドしたばかりのウマーニャが競り負け、貴重な先制点はウルグアイに!
強面のオスカル・タバレス監督も一瞬喜びながらすぐに交替選手を呼ぶと、
なぜか倒れていたスコッティに替わって、ビクトリーノが入る。
74分、コスタリカの反撃。フィードをサボリオが収めてシュート、
ルガーノがブロックするも、キャプテンのセンテノがこぼれに反応して再びシュート。
GK触るも右隅へ吸い込まれ、このゲームは1-1。2戦合計2-1。まだまだわからない。
80分にはコスタリカベンチに乱入者かなにかのトラブルが発生しゲーム中断。
87分のコスタリカ、サボリオがドリブルで抜け出し左足でシュートを放つもゴール左へ。
全体的にバタバタとして落ち着かない展開が続き、ロスタイムも7分を経過した頃、
ようやくブサッカ主審のホイッスル。
ウルグアイが作った歓喜の輪に変な水色の鳥が混ざっていたのも印象的だった。

FRANCE × REPUBLIC OF IRELANDは再放送がないのに気が付かず、
まだ延長以外が未視聴なので、観戦次第アップします。
また、NEW ZEALAND × BAHRAINは細かくメモりながら観戦していなかったので
割愛させて頂きます。ご了承下さい。
写真は、こちらも決戦の舞台となる小瀬の春。
kose final.JPG
AD土屋

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