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サッカー フットサル コラム 2023年10月10日

常勝軍団を支える“無印”のリーダー。青森山田高校・菅澤凱が目指すのは「日本一のサイドバック」 高円宮杯プレミアリーグEAST 青森山田高校×川崎フロンターレU-18マッチレビュー

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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青森山田高校・菅澤凱

青森山田高校・菅澤凱

強いチームにはキャプテンマークを巻いていなくても、いわゆるリーダー格の選手が何人もいることがある。常勝を義務付けられている絶対王者にも、そんな頼りがいのある“無印”のリーダーが左サイドバックのポジションから、仲間を熱く引き締めている。

「やっぱりチームの雰囲気が上がらないと、山田の良さも出てこなくなると思うので、自分はとにかくチームの雰囲気が良くなるように盛り上げるというか、そういうリーダーシップを発揮したいという意識はしてきました」

青森山田高校を力強く支えるナンバー6。菅澤凱は自分だからこそできるリーダーシップの取り方で、個性あふれるグループをまとめる一翼を、はっきりと担っている。

優勝争いを繰り広げている川崎フロンターレU-18を、ホームで迎え撃つ大一番。「前期の対戦では相手のサッカーをさせてしまって、引いて守る守備をしてしまったので、今日の試合は『前から行こう』ということは全員で意識していました」と菅澤も話したように、青森山田はアグレッシブに立ち上がると、開始4分で先制に成功。以降もペースを握りながらゲームを進めていく。

26分。右サイドから芝田玲が蹴り込んだFKを、ファーで米谷壮史が折り返すと、菅澤の目の前にボールが転がってくる。「ディフェンダーが寄せて来ると思ったので、ちょっとタメて、相手が届かないようなコースは意識しましたけど、あんなにうまく行くとは思っていなかったです」。ボレーで打ち込んだ軌道は、鮮やかにゴール右スミヘ突き刺さる。

「小学校の頃はフォワードもやっていたので、ああいう形でゴールを獲る感覚自体は覚えていたんですけど、最近はああいうシュートは全然なかったので、自分でもビックリしています」。そのまま応援してくれる部員たちが待つゴール裏へ駆け寄ると、たっぷり時間を掛けてゴールパフォーマンスを披露する。

「気持ちよすぎて、喜びを隠せなかったですね。最近はずっとべリンガム選手のパフォーマンスを見ていたので、スーパーゴール過ぎてとっさに出ちゃいました(笑)」。前半で2点をリードした青森山田は、後半に1点返されたものの、そのまま2-1で逃げ切りに成功。自画自賛も許されるような菅澤の“スーパーゴール”が、ビッグマッチを戦い抜いたチームに貴重な勝ち点3をもたらした。

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