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サッカー フットサル コラム 2023年6月24日

クラブのコンビを生かすのは代表強化の常道 セルティック組3人の競演を見たかった日本代表

後藤健生コラム by 後藤 健生
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川崎出身の選手たちは、それぞれの新天地を求めて今ではバラバラになってしまったが、久しぶりに終結した日本代表のメンバーとして、川崎にいた当時の感覚を取り戻してコンビネーションの良さを見せつけた。

今回のサッカーの日本代表の活動と同時期に、9月に開幕するラグビー・ワールドカップに向けてジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ率いる日本代表が合宿入りしたというニュースがあった。長期合宿を通じて大会に備えるのである。

世界中のサッカーの代表チームの監督から見たら「夢のような環境」だろう。

サッカーの代表チームには、ワールドカップや大陸選手権の大会期間中(およびその直前)を除いて、ほとんど合同トレーニングをする時間が与えられないのだ(日本代表が6月に良いパフォーマンスを発揮できたのは、ヨーロッパのシーズンが終了して早めに帰国した選手が自主トレに参加したことなど通常よりも多くのトレーニング・セッションを設定できたからだ)。

選手同士のコンビネーションを作り上げる時間がほとんどない中で、有効なのは同じクラブに所属する選手たちのコンビネーションを利用する方法だ。

サッカーの歴史を顧みれば、そうした例は枚挙のいとまがない。

たとえば、1966年ワールドカップで優勝したイングランド代表では主将でCBのボビー・ムーア、司令塔のマーティン・ピータース、そしてストライカーのジェフ・ハーストの3人がウェストハム・ユナイテッドの所属で、西ドイツとの決勝戦でも彼らのコンビネーションから貴重な同点ゴールを生み出した。1974年ワールドカップで優勝した西ドイツ代表は先発メンバーの約半数がベイエルン・ミュンヘンの選手であり、決勝戦もバイエルンのホームであるオリンピアシュタディオンで行われた(対戦相手のオランダはヨハン・クライフをはじめ、アヤックスがベースのチームだった)。

そのほかにも、1994年のアメリカ・ワールドカップで準優勝したイタリア代表は、フランコ・バレージをはじめ当時世界最強クラブだったACミランの選手たちで固めたチームで、代表監督もミランの基礎を築き上げたアリゴ・サッキだった。

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