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サッカー フットサル コラム 2023年5月19日

FIFA U-20 ワールドカップ アルゼンチン 2023|U-20 日本代表 松木玖生選手インタビュー

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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5月20日に開幕を迎えるFIFA U-20 ワールドカップ アルゼンチン 2023。厳しいアジアの予選を勝ち抜き、ワールドカップへの切符を手繰り寄せたU-20日本代表は、明確に世界一を目指してアルゼンチンへ乗り込んでいる。そんなチームを束ねるキャプテン、松木玖生選手が大会へ向けて今の想いを語る。

――U-20ワールドカップのメンバーに選ばれた率直な感想はいかがですか?
「まず非常に嬉しいことですし、光栄なことでもあります。それと同時にアジアカップ(U-20ワールドカップアジア予選)で負けて終わってしまっているので、しっかりワールドカップで借りを返したいなという想いはあります」

――アジアカップは望んだ結果ではなかったかもしれませんが、ワールドカップの出場権を手繰り寄せたことに関してはいかがですか?
「一番の目標はアジアカップも優勝で終わることでしたけど、まずはワールドカップの切符を手に入れたことは凄く良かったかなと思いますし、チーム力もアジアカップを通して凄く強くなったので、またより期待できるチームになるかなと思っています」

――2ゴールを決めたサウジアラビア戦は、ご自身の中でも印象に残る試合でしたか?
「アジアカップで初戦、2戦目となかなか結果を残せずに、自分自身ちょっと苦しんでいるところもあったので、解放された気持ちと、チームを勝たせることの素晴らしさを改めて感じることができました」

――キャプテンという役割に関しては、どういうことを考えながらプレーしていましたか?
「全体を見ることを意識していましたね。やっぱり結果を残すことはもちろんそうですけど、アジアカップの試合に出られていない選手もいましたし、ずっと出られていた選手もいましたし、そういった選手をしっかりと自分自身で見極めて、接することを意識していました」

――今回の開催地となったアルゼンチンに対して、イメージはありますか?
「国のイメージはそんなにないですけど、日本と環境が違って、グラウンドもそこまで良くないとは思うので、そういったピッチレベルや環境にうまく適応できるようにしていきたいと思っています」

――冨樫(剛一)監督も「この世代はU-17ワールドカップもなくなって、ほとんどの選手が初めての世界大会になる」とおっしゃっていましたが、ご自身にとっても初の世界大会に臨むことに関してはどのような想いを抱いていますか?
「もちろん緊張感も違うと思いますし、より一層勝ちにこだわる姿勢をチームとしても見てもらえると思うので、そこに貢献できるようなプレーを自分自身でしていきたいです」

――このU-20ワールドカップはいつ頃から意識していましたか?
「去年からしっかり意識して、試合でまずはしっかり結果を残すことも意識していましたし、この大会だけではなくて、自分はもっと上のカテゴリーでサッカーをしたいと思っていたので、上を見据えながらしっかりと下積みの準備をしてきました」

――世界中の人の注目を集める大会で、自分の中ではどういう活躍をしたいと思っていますか?
「もちろん結果を残して、ゴールやアシストでチームを勝たせたいという強い気持ちが個人的にはありますね」

――U-20日本代表は同世代の選手たちが集まるチームですが、そういうチームでやるのは楽しいですか?
「上のカテゴリーでやるのも凄く楽しいですけど、自分が高校の時から知っている選手も凄く多いので、そういった選手たちと一緒にできることは凄く楽しいですし、同世代として切磋琢磨できていると思うので、このチームで上に行きたいですね」

――特に仲の良い選手はいますか?
「今回選ばれたチェイス・アンリ(シュトゥットガルト)とは連絡も取っていて、仲が良いですかね」

――会うのも久々ですよね。
「会うのも久々ですね。いつぶりかなあ。結構久々だと思います

――こういう形で再会できるのは嬉しいことですよね。
「自分自身もアンリのプレーを知っていて、アンリも自分のプレーを知っていると思うので、アンリは今回初招集ですけど、しっかりチームに慣れられるように自分も良いコミュニケーションを取っていきたいと思います」

――改めてU-20ワールドカップへの意気込みを聞かせてください。
「もちろん世界一を目指していますけど、グループステージ突破と、その前に初戦を勝つことが一番重要だと思うので、まずはこの初戦に重きを置いて、先のことは考えずに、一戦一戦やっていけたらいいかなと思っています」

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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