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サッカー フットサル コラム 2023年5月9日

『首位快走の青森山田を支えるのは“発信力”と“吸収力” 高円宮杯プレミアリーグEAST 大宮アルディージャU18×青森山田高校マッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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青森山田が好調だ。開幕から5試合を終えて4勝1敗の首位。プレシーズンから無敗を続けるなど、高かった前評判通りの実力をプレミアの舞台で証明しつつある。

FC東京U-18にホームで敗れ、シーズン初黒星を喫した前節を経て迎えるこの日の大宮アルディージャU18戦は、雨に加えて強風が吹き付ける悪コンディション。前半のうちに風の影響もあり、GKが目測を誤ってしまう形で先制点を献上すると、向かい風の中でほとんどチャンスを作れないままに、1点のビハインドで前半を終えることになる。

公式記録を見ると、45分間でのシュートはゼロ。正木昌宣監督はハーフタイムの雰囲気をこう振り返る。「久しぶりにキレました。『冷静にやろう』とか言っていたから、『冷静にじゃないよ。情熱的にやれよ』と。前半からガンガンやっていて、それで『もうちょっと冷静になろうよ』ならわかるんですけど、向こうが必死に蹴って走ってやっているのに、ウチは凄くクールぶってのらりくらりとやっていたから、久しぶりにハーフタイムに言っちゃいましたね(笑)」。

「ハーフタイムに『これは山田じゃない』と正木監督に強く喝を入れられました」と明かした芝田玲は、一方で自分の中で考えていたこともあったという。「今年はどの試合も風が凄いんですよ。ホームではまだいいんですけど、アウェイでも強いんですよね(笑)。だから、前半が風下だとどうしても耐えるような試合になってしまうんですけど、自分たちはそういう試合ばかり経験しているので、後半で上手く気持ちを切り替えることはプレミアリーグを通じてできているところなんです」。

風上に立った後半は、流れが一変する。得意のロングスローからキャプテンの山本虎が同点弾を叩き込むと、終盤にはCKの流れから米谷壮史が勝ち越しゴール。さらに川原良介もダメ押しの1点を奪い、終わってみれば3-1で逆転勝利。「自分たちは三冠を目指している上で、連敗は絶対にありえないので、勝ちに行こうという姿勢を続けていた中で、自分も点を決められて良かったです」とは米谷。苦しい試合を勝ち切る逞しさを、きっちりと見せ付ける結果となった。

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