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サッカー フットサル コラム 2023年2月24日

3バックの連携を高めつつある女子日本代表 カナダ戦完勝で見出だしたW杯に向けての光明

後藤健生コラム by 後藤 健生
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カナダ戦の3対0の勝利は、連敗を断ち切り、得点力不足を覆す結果だった。カナダは女子代表の待遇改善を求めて協会と対立する状況にあり、チーム状態は万全ではなかったかもしれないが、東京オリンピックで金メダル・チームであり、FIFAランキングでも6位と日本にとって“格上”の相手だった(ちなみに、日本が4連敗した相手はイングランドがランキング4位、スペインが7位、ブラジルが9位、そしてアメリカが1位と、11位の日本にとっていずれも“格上”だった=最新のFIFAランキングは2022年12月現在のもの)。

さて、池田監督の下、女子日本代表は昨年秋以来3バックに挑戦している。

なでしこジャパンはこれまでずっと4バックで戦ってきており、本格的に3バックを採用したのは昨年秋が初めてだった。

思い切った方向転換だった。なにしろ、昨年の10月6日のナイジェリア戦で初めて3バックを採用した時点で、ワールドカップ開幕まで9か月しかなかったからだ。

ナイジェリア戦より前の、2022年7月から8月にかけてコスタリカで行われたU-20女子ワールドカップでも、池田監督が指揮を執ったU-20女子日本代表(ヤングなでしこ)は3バックで戦って準優勝という結果を残していた。

だが、ナイジェリア戦の後、池田監督はU-20ワールドカップよりずっと前から3バックは計画していたとして、「バリエーションを増やしたい」とその狙いを語っていた。

ナイジェリア戦と、続くニュージーランド戦はともに2対0で勝利したが、相手は“格下”。3バックも破綻はしなかったものの、まだ、手探りの状態だった。

その後、女子日本代表は強豪相手に3バックで戦い続けて戦術的な理解を深めていった。ナイジェリア戦は右から高橋はな、三宅史織、熊谷紗希という並びだったが、その後は中央に熊谷、右に三宅、左に南萌華というメンバーで固定することで連携は深まっていった。

11月11日のイングランド戦は0対4という大量失点をしたものの、同15日のスペイン戦、そして「シービリーブスカップ」のブラジル戦、アメリカ戦はいずれも0対1というスコア。強豪相手に3試合連続の1失点というのは、守備面では悪い結果ではない。

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