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サッカー フットサル コラム 2023年2月15日

16チームで監督留任のJ1リーグ 今季も横浜と川崎の一騎打ちを予想

後藤健生コラム by 後藤 健生
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さて、横浜と川崎に挑むのはどのチームなのだろうか?

昨年、ミヒャエル・スキッベ監督の下で素晴らしい集団的な戦いをしたサンフレッチェ広島。昨年は安定した戦いを繰り広げ、レオ・セアラやジョルディ・クルークス、さらに香川真司を加えて攻撃力を増したセレッソ大阪。そして、昌子源と植田直通を復帰させるなど着実な補強をした鹿島アントラーズあたりが、優勝争いに加わるのではないか。

評価が分かれるのがアルベル・プッチ監督2年目となるFC東京。

昨年は既存戦力を使いながら堅守速攻型のチームをポゼッション型に移行させる難しい作業を行ったが、今年は昨年1年間で積み重ねてきたことの成果を見せたい。新加入の仲川輝人をどのように生かすのか。そして、高卒ルーキーながら昨年はレギュラーとして経験を積んだ松木玖生がどこまで成長するかも楽しみだ。

今シーズンの大きな特徴は、J1リーグの全18チームのうち、16チームで監督が留任したこと。新監督は、浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督とガンバ大阪のダニエル・ポヤトス監督だけ。ポヤトス監督は昨年まで徳島ヴォルティスの指揮官だったので日本でもおなじみだが、ポーランド代表監督候補にもなったというスコルジャ監督は未知数だ。

大物選手の移籍も横浜からFC東京に移った仲川や浦和から名古屋グランパスに期限付き移籍をしたキャスパー・ユンカーくらいのもの。戦力的には昨年と大きな変動がないだけに、昨年からの積み上げや選手の成長が勝敗を分けることになりそうだ。

また、当初2023年6月に予定されていたアジアカップがなくなったため(2023年12月ないし24年の初めに開催)、長期の中断期間がなく、ミッドウィーク開催も少なくなるいのも今シーズンの特長。本当の実力が試されるシーズンとなるだろう。

また、来シーズンからJ1リーグが20チームに拡大されるため、J2に降格するのは1チームだけ。その分、多くのクラブが早々に降格圏を脱出できるはずで、終盤戦では下位クラブも順位争いを気にせずに優勝を争っている上位陣に挑んでくるだろう。

昇格組のアルビレックス新潟や横浜FCも含めて、下位チームの実力は接近している。下位チームにとっては、開幕直後に出遅れることが最も怖いシーズンとなるだろう。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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