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サッカー フットサル コラム 2022年12月26日

好調V神戸U-15は“完全優勝”を決められるか? 広島は、実践的なサッカーでこれに対抗する

後藤健生コラム by 後藤 健生
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決勝戦の最大の注目は、神戸がこのまま複数得点・無失点を続けて“完全優勝”を成し遂げられるかどうかだ。

神戸の強さのベースは、選手たちのテクニックの高さにある。

ボールを持ったらけっして攻め急がずに、最終ラインからしっかりとパスをつないでビルドアップしながら、相手の守備にギャップができるのを待ってゆっくりと攻める。

パスのうまいチームは往々にしてパスをつなぐことが自己目的化してしまうことがあるが(たとえば、ワールドカップで日本代表が逆転勝ちしたスペイン代表などがその典型だ)、その点で神戸は基本的にはパスをつないでビルドアップする一方で、チャンスと見るや最終ラインやアンカーの谷口央和からワントップの渡辺隼斗をターゲットにロングボールを送り、セカンドボールを拾って攻めるというオプションも持っている。

渡辺はポストとなって左右のサイドハーフにも展開。こうした大きな展開も武器となっている。非常にバランスの良い攻撃をするチームということができるだろう。

前線でパスを引き出す渡辺。両サイドでドリブルからチャンスを作る、瀬口大翔と大西湊太。両サイドバックもしっかりオーバーラップをかけ、左右のバランスも絶妙だ。

面白い存在だったのが、先制ゴールを決めたインサイドハーフの里見汰福。2009年生まれの13歳。中学1年生の選手だ。

U-18カテゴリーのチームでは1年生から出場する選手は珍しくない。だが、U-15の場合、2歳の違いけっして小さくないので、1年生から先発を任される選手は少ない。

そんな中で里見は2歳年長の選手を相手にしても、フィジカル的にもまったく遜色ないプレーができていた。

29分の先制ゴールの場面では右サイドから瀬口がクロスを入れ、大西が合わせようとしたがうまくボールに触れられなかった場面だ。ボールが流れてきたところに飛び込んできたのが里見だった。

里見が触ったボールはそのままゴール右のポストに当たってゴールイン。神戸の先制点はあっけなく決まった。

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