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サッカー フットサル コラム 2022年11月1日

危機感が手繰り寄せた堂々たる世界16強。ロシアで逞しく輝いた青き勇者の記憶 【2018年ロシアワールドカップ】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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そもそもグループステージ敗退を突き付けられたブラジルワールドカップが終わり、最初に代表監督へ就任したのはメキシコ人のハビエル・アギーレだった。選手として1度、監督としても2度のワールドカップを経験している世界的な名将は、選手からの評判も上々だったものの、過去の八百長疑惑が報道されたことにより、半年余りで契約解除となってしまう。

次に日本へとやってきたのは、特異なキャラクターが注目を集めたヴァイッド・ハリルホジッチだ。まるでかつてのトルシエ監督を思わせるようなエキセントリックな行動や発言も目立った指揮官は、縦に速いサッカーを標榜しながら、選手に戦う意識を要求し続け、とりわけ『デュエル』というフレーズは、一躍日本サッカー界の流行語として知られることになる。

ところが徐々に選手との溝が深まり、最終的にはワールドカップ開幕の2か月前に解任。当時JFA技術委員長を務めていた西野朗がチームを率い、本大会へと向かうことになったのだが、日本代表をワールドカップごとのスパンで考えれば、過去に類を見ないほどの混乱を経たのが、このブラジルからロシアまでの4年間であったことは間違いない。

初戦で対峙したのは、前回大会で実力差を見せ付けられた因縁の相手・コロンビア。大会前のゴタゴタもあり、苦戦が予想されたゲームは、開始3分で相手がハンドで退場者を出す幸運もあり、それで得たPKを香川真司が沈めて日本が先制。一時は追い付かれたものの、最後は大迫勇也が決勝点を奪い、2-1と勝利。ハメス・ロドリゲスやラダメル・ファルカオなど強力アタッカーを揃え、グループ最強と目されていた南米の強豪から、望外の勝ち点3を手にしてみせた。

2戦目のセネガル戦でも、チームは粘り強さを発揮する。11分にサディオ・マネの得点でリードを許すも、34分には乾貴士が同点弾。後半に入って勝ち越されたが、乾のアシストから “スーパーサブ”本田圭佑が、自身3大会連続となるゴールを叩き込み、2-2のドロー決着。2試合を終えて1勝1分けでグループ首位に立つ。

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