人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2022年10月12日

プレミア2シーズンで30ゴール超え。横浜・Fマリノスユースの絶対的ストライカー、内野航太郎が向け続ける自分へのベクトル 【NEXT TEENS FILE.|高円宮杯】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
  • Line

もはやこの男を止める手立ては、ほとんどないと言っていいだろう。今シーズンのプレミアリーグEASTでは15試合に出場して18ゴール。得点ランク2位に入った昨シーズンと合わせれば、ここ2シーズンのリーグ戦で31回もの歓喜をトリコロールへもたらしてきたが、その数字に満足する様子は微塵もない。

「得点王は絶対に獲りたいですね。2シーズンのプレミアで30点を獲っている選手は他にいないと思うんですけど、今シーズンは20点獲ることを最初から目標にしているので、結局他者ではなくて自分を変えるというところで、自分にベクトルを向けられているのは良いことだと感じています」。

他者との比較なんて必要ない。横浜F・マリノスユースが誇る、高校年代屈指のストライカー。内野航太郎はゴールを獲り続けるために携えるベクトルを、常に自分の深いところへと向け続けている。

「2週連続でチームを勝たせられなかったですし、守備陣がどうこうというよりも、自分がハットトリックをすれば勝てる試合が2試合続いているので、悔しいです」。FC東京U-18と対戦したホームゲーム。内野は2点を奪ったものの、チームは終盤に追い付かれてしまう。その1週間前の桐生第一高校戦でも、個人としては2ゴールを挙げながら、試合は3-3のドロー。どちらも勝ち点1の獲得にとどまったのは、自分がハットトリックできなかったからだと悔し気な表情を浮かべるメンタルは、まさにストライカーのそれだ。

周囲から求められている役割はよくわかっている。「チームの勝利と同じくらい自分のゴールへの気持ちは強いんですけど、自分がチームに貢献できるのは得点だと思うので、その得点を追求していけば自ずとチームの結果に繋がるのかなという考えです」。とにかく自分がゴールを奪えば、チームも勝利に近付くはず。その思考にはいささかのブレもない。

今年の夏に味わった屈辱は忘れていない。群馬で開催された日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会。横浜FMユースは決勝まで勝ち上がったが、最後はセレッソ大阪U-18の前に敗れ、戴冠ならず。準決勝まで5ゴールを積み上げていた内野も、日本一の懸かった一戦ではネットを揺らせず、得点王も1点差で逃してしまう。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ