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サッカー フットサル コラム 2022年9月28日

微笑みのストライカー。セレッソ大阪U-18・木下慎之輔がサッカー王国・ブラジルで気付いたこと【NEXT TEENS FILE.|高円宮杯】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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言葉が通じない環境でサッカーをするのは初めてのこと。だが、そこでも持ち前の“武器”が生きたという。「やっぱり信用してもらえないとパスも出てこないですし、日頃からのコミュニケーションも大事なので、僕は笑顔で喋ることを大事にしていました。笑顔は通用したかなと思います。笑っておけば何とかなるかなって(笑)」。笑顔はやはり万国共通。木下のそれは海外でも強みになり得るようだ。

チームを率いる島岡健太監督も、ピッチ内外で以前より周囲とのコミュニケーションが増えた変化を木下から感じている様子。今回の取材時も「まだちょっと苦手なところはありますね」とは言いながら、以前よりも積極的に話してくれたことは間違いない。そんなところにも王国の影響は波及しているようだ。

今までおぼろげだった“世界”というイメージも、今回の1か月でより現実的な輪郭を伴ってきた。「何となくとは言わないですけど、“世界”を目指してやっている中で、それがより具体的になったのが良かったかなって。実際に体験できたことで“世界”を少しでも身近に感じられたので、そこを目指す上では良い経験だったかなと思います。ちょっと表現するのは難しいところもありますけど、感じたことや課題もあったので、それを改善しつつ、もっとより強い武器を作って、伸ばしていかないといけないなって感じました」。

セレッソのアカデミーで過ごす時間も、もう3か月あまり。もっと成長した自分に出会うため、求められていることは過不足なく把握している。

「今は得点ランキング上位の方に入っているので、得点王は絶対に獲りたいなと思っています。今のユースでやっている『止める、蹴る』の技術は可能性が無限大にあると思っていますし、ここから先の自分にも絶対に必要になってくるものだと思うので、もっと伸ばしていけるように日々しっかり練習して、技術を上げていきたいです」。

何よりも笑顔とゴールの似合う桜のストライカー。ブラジルでの経験も大きな糧に、木下の才能が今以上の勢いで鮮やかに咲き誇る未来も、そう遠い日のことではなさそうだ。

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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