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サッカー フットサル コラム 2022年8月29日

まだ若かった日本サッカー~日本サッカーの原点 FRANCE98~

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ところが、ここ10年ほどの間にサイドバックの攻撃参加は戦術的に急激に発展してきた。モダン・スタイルのサイドバックはオーバーラップだけでなく、中のレーンをするすると上がっていくインナーラップも使い、インサイドハーフやトップ下のポジションでプレーすることもある。

バイエルン・ミュンヘンでペップ・グアルディオラ監督がサイドバックであるフィリップ・ラームをそうした形で使うようになったころには、大変に難しい戦術のように思われた。
だが、2018年にアンジェ・ポステコグルー監督が横浜F・マリノスの監督に就任して、サイドバックをインサイドMFとしてプレーさせる超攻撃的サッカーを導入すると、日本でもサイドバックのインナーラップはたちまち普及。今では、Jリーグクラブだけでなく、各年代のチームを含めてサイドバックのインナーラップはもはや珍しい光景ではなくなっている。

日本代表でも、サイドバックは大きな武器となっている。今年3月のアウェーのオーストラリア戦では、右サイドバックの山根視来が相手のボックス内深くまで進入して入れたクロスを三苫薫が決めたのが決勝点となって日本のカタールW杯出場が決まったし、先日のE-1選手権(東アジア選手権)でも、最終戦で優勝をかけて対戦した韓国代表は日本の右サイドバック小池龍太の攻撃参加にまったく対応できていなかった。

名良橋さんは、自身がプレーしたフランスW杯の試合の映像をまったく見ていないという。僕も大会直後には映像チェックしたはずだが、もう長いことあの時の試合を見ていないのでいろいろな意味で楽しみにしているのだが、現代のサッカーとの比較ということであれば、とくにサイドバックの動きに注意してみてみたい。クロアチア代表には、当時世界最高峰の左サイドと言われたロベルト・ヤルニがいた。名良橋さんもピッチ上で対面したヤルニの印象が強いようだが、僕もヤルニのプレーを現在のサイドの選手と比較しながら見てみたいと思っている。

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