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サッカー フットサル コラム 2022年2月4日

キュンとするような創造力でポグバがエネルギーをチャージする

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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ポール・ポグバ

ポール・ポグバ

ようやく、あの男がピッチに帰ってくる。

現地時間2月4日・20時、ミドルズブラ(チャンピオンシップ=実質2部)とのFAカップ4回戦に、マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバが先発起用される公算が大きくなってきた。

「ポールは準備ができている。なにも問題はない」

ラルフ・ラングニック監督も認めた。

フランス代表の練習中に鼠径部を痛め、ポグバは昨年11月2日のアタランタ戦(チャンピオンズリーグ)以来、試合から遠ざかっている。その間、ユナイテッドは監督がオーレ・グンナー・スールシャールからラングニックに代わり、ドニー・ファン・デ・ベークはエヴァートンに、アントニー・マルシャルはセビージャに去った。

チームの雰囲気は芳しくなく、憂うつなパフォーマンスが続いている。とくに中盤のクオリティ不足は深刻で、ブルーノ・フェルナンデスが封じられたり、精彩を欠いたりすると、攻撃のリズムは停滞する一方だ。

やはりポグバが必要だ。生来のむらっけは解消されず、今シーズン限りの退団を示唆したかと思えば、契約延長をほのめかす。当然、サポーターのウケは悪く、彼らの真意は「もはや信用ならん」だろう。

ただし、ポグバの才能はだれもが認めるところであり、キュンとするような創造力でユナイテッドにエネルギーをチャージする。

スコット・マクトミネイほど運動量はなく、闘争本能でフレッジに劣るとはいえ、そのハンデを補って余りあるほど天賦の才能に恵まれている。したがってラングニック監督が、ハードワークを好まないポグバをどのようしてプランに組み込むのか。今シーズンの行方を左右するキーポイントといって差し支えない

クリスチャーノ・ロナウドとの共闘は可能なのか。可能だとすれば最良の並びは4-2-3-1なのか、4-3-3なのか。

リスクを覚悟し、ポグバとB・フェルナンデスが中盤インサイド、前線は右からジェイドン・サンチョ、C・ロナウド、マーカス・ラシュフォードという攻撃的な配置も魅力的だ。

決して簡単ではない4位以内という目標をクリアするためにも、ポグバの復調は欠かせない。開幕2試合で7アシストを記録した類稀なるセンスに継続性が加われば、ポグバは真の評価を手中に収め、ユナイテッドにもCLの出場権が舞い込んでくる。

なお、ミドルズブラ戦はエディンソン・カバーニとアレックス・テレスがワールドカップ予選の関係で出場できず、ヴィクトル・リンデレフは罹患、エリック・バイリーも負傷のために休養する。

さらにジェシー・リンガードは、移籍をめぐる交渉が二転三転して心が疲弊したようだ。「精神面をリセットするために二日間のオフを与えた」と、ラングニック監督が欠場を明らかにした。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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