エムバペのマドリー移籍は確定的！弾かれるのはアザールか

そして現地時間8月25日、スペインのメディアが一斉に報じた。

「マドリーがエムバペ獲得のために1億6000万ユーロ（約208億円）を提示」

剛腕で鳴るマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が、ついに動いたようだ。パリSGの出方をうかがっていたのか、それとも資金調達に時間がかかったのか、今夏の移籍市場で沈黙を守っていた “白い巨人” の大ボスが、交渉のテーブルにつく準備を完全に整えたという。

エムバペ本人がマドリーへの移籍を希望しているため、このビジネスはスムーズに進行するものと考えられる。パリSGがなんらかの付帯条件を要求したとしても、1億6000万ユーロを無駄にするような無理難題を押しつけるとは考えられないからだ。

エムバペのマドリー移籍は99・99％決定だ。彼の加入に伴い、クラブ内の序列が下がる者が出てくる。負傷欠場が多すぎるエデン・アザールは、カルロ・アンチェロッティ監督の信頼を得られるのだろうか。

買いから売りへ──。最終盤を迎えた移籍市場が、マドリーによって大きく変わる。

文：粕谷秀樹