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サッカー フットサル コラム 2021年5月25日

疲労でパフォーマンスを落としている田中碧。日本の将来のエース候補には、休養を与えてほしい

後藤健生コラム by 後藤 健生
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そして、5月22日に行われた第15節でも、最下位に沈む横浜FCを相手に47分までに3点をリードしたものの、63分には1点を返され、さらに横浜FCの左右からのアーリークロスで何度も冷や汗をかかされた。

それでも、仙台戦の引き分け以外はきちんと勝点3を奪って2位以下との勝点差をさらに広げているのだから川崎の強さは本物なのだが、それにしてもこのところ思った通りの闘いができていない印象だ。

昨シーズン、新型コロナウイルス感染症の拡大によって変則日程となったJ1リーグで圧倒的な強さを発揮して3度目の優勝を飾った川崎。今シーズンは、その強さがさらに際立っている。

今シーズンの川崎にとって最大の補強は、オフ中に主力選手が流出せず、昨年と同じメンバーで戦えていること。そして、昨年からブレークしていたMFの田中碧が急成長したことの2点だった。

ボランチもしくはインサイドハーフとしてプレーする田中碧は接触プレーにも強くなり、中盤でボールを奪い切る守備力を身に着け、そしてあの札幌戦の2ゴール目のようにFWの足元に鋭くて、速いボールを送り込む能力を高めており、シーズン開幕を告げるガンバ大阪とのゼロックススーパーカップから田中の縦パスによって生まれたゴールは数多くあった。

そして、田中は3月に行われたU-24日本代表にも招集され、アルゼンチンとの第2戦で目の覚めるようなパスワークを披露。東京オリンピックを目指すU-24日本代表の中心選手として名乗りを上げた。

その田中が、最近やはり疲労気味なのである。

たしかに、札幌戦ではベンチスタートだったが、後半から田中が出場すると攻撃が活性化された。また、直近の仙台戦では前半のPKを獲得するきっかけとなる左サイドでの攻撃の起点となったのも田中だったし、後半開始早々の追加点(3点目)も右サイドで深い位置まで進入したサイドバックの山根視来にズバッとパスを付けたのも田中だった。CK崩れから決めたミドルシュートシュートも含めて素晴らしいプレーはいくつもあった。

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