バルサBの安部裕葵がケガから復活！チームは2部昇格最終プレーオフへ

安部裕葵

度重なるケガを負っていたバルサB安部裕葵がここへきてようやく3試合連続出場と調子を取り戻しつつある。

3月中旬以降から召集メンバーに名を連ねだすと、4月18日のプレーオフ進出をかけたグループリーグ第3節ビジャレアルB戦に後半38分から復帰を遂げた。

3−2とリードしていた状況もあってか、前線の左サイドに入るも最終ラインに入ってヘディングでクリアを見せるほどディフェンスに徹した。試合はそのまま、バルサBが逃げ切っている。

続く第4節アルコジャーノ戦。試合は前半30分に挙げたコンラッドのゴールにより、バルサBがリードして前半を折り返す。

安部は後半31分から前線の右サイドで途中出場するも、カットしたボールを相手に奪われて同点ゴールを与えてしまうなど、不運にも見舞われた。しかし、後半36分には左から切り込んだコンラッドが右足でニアに沈め、再びリードを奪う。安部は右サイドからクロスを入れてチャンスを演出するなど、攻撃を活性化させた。試合は2−1でバルサBが勝利、安部も勝利に貢献している。

そして第5節、2部昇格最終プレーオフ進出をかけたグループ首位イビサとの一戦。試合は前半22分、アレックス・コジャードのCKにFWマナイが頭で合わせてバルサBが先制に成功する。

さらにその4分後、左からの折り返しの流れからコンラッドが決め、バルサBが2−0とリードを広げて前半を折り返す。そして、イビサに1点を返されて迎えた後半29分、安部が左サイドで途中出場でピッチに入る。

後半38分には、DFラインに吸収されながら右サイドからのクロスを拾い、うまく抜け出して前線コンラッドにスルーパス。この安部のスルーパスにテレビの実況が「エクストラオルディナリオ（非常に素晴らしい）」と連発し絶賛。違いを見せた安部の活躍もあり、バルサBは2−1と勝利を挙げ、1戦を残して最終プレイオフ進出を勝ち取った。

ケガ直後に安部本人が「早くサッカーしたいです」と語っていたように、今はその喜びを噛みしめているのかもしれない。今後の安部裕葵に注目だ。

文：J SPORTS編集部