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サッカー フットサル コラム 2021年3月23日

代表ウィークの過ごし方。J1クラブは「ミニブレーク」をどのように活用すべきか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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極端な話だが、思い切ってJ1リーグは「残留さえ達成すればよし」と割り切って、まだ開幕していないACLに全力を傾けるという選択も考えられる。

一方で、新監督の下で戦いながら、まだ結果に結びつけられずに苦戦を強いられている浦和レッズも、この「ミニブレーク」を使って勝ちパターンを確立したい。

リカルド・ロドリゲス監督を招聘して攻撃的なスタイルに転換を図っている浦和。サイドバックの宇賀神友弥を攻撃参加させるスタイルを模索したり、小泉佳穂などの新戦力をさまざまなポジションでテストしたりしているが、ある時間帯ではうまく機能していたと思ったものが突然機能しなくなったり、スピードのある相手にまったく付いていけなくなったり、試合毎に、あるいは1つの試合の中でも時間帯によって振れ幅が非常に大きいのが現状だ。

しかし、第6節の川崎フロンターレ戦では、最終的には川崎の攻撃力の前に守備がまったく付いていけずに5失点の大敗を喫してしまったが、前半の42分に小林悠に先制を許すまでは川崎と互角に渡り合っていた。

とくに、それまで相手のプレッシャーでボールを失って失点につながる場面が多かったので心配していたが、川崎戦では金子大毅と伊藤敦樹のボランチにトップ下の小泉佳穂の3人のMFによるトライアングルがバランスよく機能し、川崎のプレッシャーをかいくぐって、川崎と対等にパス回しで対抗していた。川崎と互角にパス回しで渡り合えたのだから、高く評価してもいい。

第6節までの戦いで、さまざまな戦い方をテストしてきた浦和レッズ。そこで得た情報を分析整理し、「ミニブレーク」の時間を利用して今後の戦い方のベースを構築しておきたい。浦和にはこれから西大伍や興梠慎三、トーマス・デンといった選手が故障から復帰して戦列にっ加わってくるはず。うまく「ミニブレーク」を活用すれば、反攻への期待も大きく膨らむ。

一方で、第6節まで良い結果を残していたチームの監督にとっては、「ミニブレーク」は迷惑なものなのかもしれない。

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