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サッカー フットサル コラム 2021年2月2日

スールシャールは信頼と依存を相変わらず履き違えている

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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スールシャール

スールシャール監督

“泡沫の夢” だったのだろうか──。

1月27日のシェフィールド・ユナイテッド(以下ブレイズ)戦で、マンチェスター・ユナイテッドは1-2の苦杯を舐めた。最下位のチームに、今シーズン1勝しかしていない相手に、3ポイントを許した。

FAカップを含めたリヴァプールとの2連戦は見事な集中力を見せたにもかかわらず、ブレイズ戦はすべてが緩慢。コンディションとしてはフレッシュなはずのアレックス・トゥアンゼベ、アレックス・テレス、ネマニャ・マティッチもシャープではなく、アントニー・マルシャルの怠惰なパフォーマンスは、サポーターの怒りとヒンシュクを買った。

74分の失点シーンである。事の発端はマルシャルのボールロストだ。ところが彼は必死に追わず、ジョギングで帰陣する。ペナルティーボックス内でも、ボールホルダーに寄せない。

まぁ、いまに始まったことではない。マルシャルはからだを張らず、パスのタイミグが少しでもずれると不貞腐れる。エディンソン・カバーニのようにポジションを修正するわけでもなければ、マーカス・ラシュフォードのように速くもない。

それでも今シーズンのプレミアリーグでは、14試合も先発のチャンスが与えられている。2ゴールしか取っていないにもかかわらず、だ。天性のシューターであるメイソン・グリーンウッド、仕掛けを繰り返せるダニエル・ジェームズを起用した方が、はるかに有効だ。オーレ・グンナー・スールシャール監督は、なぜマルシャルを贔屓するだろうか。

指揮官の不思議なマネジメントはまだある。ブレイズ戦はドニー・ファン・デ・ベークを先発させる絶好のチャンスだった。少ないタッチ数でパスを操り、狭いスペースでのプレーを身上とする彼であれば、引いて守る相手でも少なからぬ好機を演出していたに違いない。ファン・デ・ベークの投入は82分。時を逸していた。

また、ブルーノ・フェルナンデスは少し休ませた方がいい。ユナイテッド加入後、プレミアリーグで19ゴール・14アシストは素晴らしいの一語に尽きるが、明らかに疲れている。直接FKを決めたリヴァプール戦(FAカップ4回戦)を除くと、直近5試合はノーゴール・ノーアシスト。プレーの精度、強度ともに下降線を描いていることは、データも証明している。

昨シーズンの終盤戦もそうだった。B・フェルナンデスの足色が鈍った瞬間、ユナイテッドの試合はつまらなくなった。そして今シーズンも彼は重要な選手であり、スールシャール監督は信頼と依存を相変わらず履き違えている。

2日のサウサンプトン戦か、6日のエヴァートン戦か、あるいは9日に予定されているウェストハムとのFAカップ5回戦か。スールシャール監督は一度でいいからB・フェルナンデスをベンチからも外すべきだ。

マルシャルに厳しい態度で臨み、B・フェルナンデスのコンディションを気遣う。夢を現実に代えるためにも、スールシャールには適切なマネジメントが望まれる。同じ過ちを繰り返す手はならない。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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