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サッカー フットサル コラム 2021年1月20日

ラグビー・トップリーグの開幕延期に想う。サッカーやプロ野球の成功は幸運によるものでしかない

後藤健生コラム by 後藤 健生
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選手や審判、関係者など全員に定期的なPCR検査を行うなどの感染対策を徹底しながら日程を消化し、開幕(再開)当初は無観客試合(リモートマッチ)という形だったものの、その後段階的に観客の受け入れ数を増やしながら、JリーグおよびNPBは全日程を消化して大会が成立した。

ラグビーが昨年と今年、トップリーグを予定通り開催できなかったのに対して、サッカーとプロ野球は2020年シーズンを成立させることができた。

何が違っていたのだろうか?

フィジカルコンタクトを避けることのできないラグビーというスポーツと、身体的な接触の機会が少ないサッカーや野球という、競技の特性の違いなのか。それとも、他に具体的な原因があるのか……。この点は、将来の対策のためにもしっかり原因を究明しておくべきだ。

ただ、ラグビーにとって不運だったのは、ラグビーは感染症が拡大しやすい冬場にシーズンを迎えることである。

冬場に「第二波」もしくは「第三波」に見舞われる可能性が大きいということは、かなり早い段階から言われていたことだし、実際、正月早々に「第三波」は到来して、二度めの緊急事態宣言が発出されることになった。

その緊急事態宣言の直前に、サッカーはシーズンを終えた。

1月1日の天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝と同4日のJリーグYBCルヴァンカップ決勝が開催されたのは、まさに政府が緊急事態宣言を発出する直前のことだったのだ。

サッカーが、無事にシーズンを終えることができたのは、そうした幸運のおかげでもあったのだ。

ルヴァンカップ決勝が行われた1月4日には国立競技場に2万4219人が集まった。久しぶりに見る“大観衆”にちょっとした興奮を覚えたものだ。だが、もし決勝の日程が1週間遅かったら、これだけの観衆を入れることは不可能だったはずだ。いや、政府が緊急事態宣言を実際より早く発出していたとしてたら、“大観衆”を集めるのはやはり不可能だった。

1月上旬以降、感染者数は急激に拡大した。

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