人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2021年1月13日

「絶対王者」青森山田が敗れる。一瞬の隙が勝負を分けるサッカーというスポーツの怖さ

後藤健生コラム by 後藤 健生
  • Line

年末から年始にかけて、天皇杯全日本選手権や皇后杯全日本女子選手権、さらに年代別の大会などいくつものカップ戦(ノックアウト式トーナメント)が行われた。

ノックアウト式トーナメントの最大の興味は「ジャイアントキリング」なのだが、どの大会でもあまり大きな番狂わせは起こらなかった。大きな出来事としては全日本大学女子選手権で早稲田大学が敗れたり、男子大学の全国大会「#atarimaeni CUP」で明治大学が敗れたくらいだろうか……。

そういうわけで、「サッカーは番狂わせが多いスポーツ」と言われる割に「ジャイアントキリング」はなかなか起こらないものだなぁと思っていたら、最後の最後にかなりのアップセットが用意されていた。

第99回全国高等学校選手権大会の決勝戦で、山梨学院が青森山田をPK戦の末に破って2度目の優勝を飾ったのである。

もっとも、これを「ジャイアントキリング」などと言うと山梨学院の関係者やファンからは怒られるかもしれない。たしかに、同じ高校生同士の試合、同格のチームなのだからどちらが勝ってもおかしくないのではあるが……。

しかし、やはり高校サッカーの世界で青森山田というのは“絶対王者”と言っていい存在であろう。

この種のノックアウト式トーナメントで3大会連続で決勝に進出するというのは「快挙」と呼んでもいいことだし、2020年度は中止になってしまったが、高円宮杯プレミアリーグ(イースト)でも、青森山田は毎年のように優勝争いに絡んでいる。

日本のサッカー界において、若手選手の育成では今ではJリーグクラブの下部組織の役割が大きくなっており、中学生年代の優秀選手の多くもJリーグクラブのユースに流れていくようになった。そのため、今ではJリーグクラブと同等に戦える高校チームはそれほど多くない。そうした中で、青森山田などいくつかの全国区的な高校が優秀選手を集めて、Jリーグクラブと対抗できるチームを毎年作っているのだ。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ