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サッカー フットサル コラム 2020年11月9日

スムースなシステム変更がスムースな徳島。藤田を中心に耐えて、激しく戦った東京V

後藤健生コラム by 後藤 健生
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そして、そういう攻め方をするチームはいくつも見られる。

たとえば、この日の対戦相手の東京ヴェルディも、左サイドバックの福村貴幸がアウトサイドからオーバーラップするだけでなく、中盤でもMFとしてプレーしていた。

だが、徳島の“可変システム”のスムースさは特筆すべきものがあった。東京ヴェルディのシステム変更と比較すれば、それは明らかだった。

さすがにスペイン人監督(リカルド・ロドリゲス)のチームである。

こういう素晴らしいサッカーを見せられると、このサッカーがJ1上位相手にどこまで通用するものかをぜひ見てみたい。

今シーズンは昇格組の柏レイソルがオルンガという絶対のエースの活躍にも引っ張られて良い試合をしており、実際、ルヴァンカップでは決勝に進出している。また、同じ昇格組の横浜FCも自分たちでしっかりボールを回す素晴らしい内容の試合をしている(結果にはなかなか結び付かないが)。

徳島が、J1上位に対してどんな試合をするのか。ぜひ見てみたいものである。

激しい昇格争いを抜け出してJ1に昇格できれば、徳島の戦い方は来シーズンの楽しみの一つになることであろう。いや、徳島がJ2リーグで優勝できれば、来シーズンを待たずに、12月の天皇杯全日本選手権の準決勝、決勝で、徳島がJ1のチームに挑戦する姿を見ることができるだろう。

そして、この日の試合が良かったのは、東京ヴェルディが激しく戦ったからだった。

18分には藤田のFKを清武功暉が押し込んで早々と徳島がリードしたが、43分には藤田譲瑠チマのゴールで東京ヴェルディが同点に追いついた。

東京ヴェルディは、全体的には押し込まれる展開となってしまった。とくに、攻撃のスイッチを入れるDF高橋祥平からのパスを徳島に狙われてしまったのは大きな誤算だったろう。一方、東京ヴェルディの方も球際のところで体を張って徳島のチャンスメークを阻止。前半の30分を過ぎたころには東京ヴェルディのチャンスも生まれ始めて、試合は“殴り合い”的な様相に変化していった。

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