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サッカー フットサル コラム 2020年8月27日

“大砲”の加入で攻撃力を取り戻した横浜FM。SBの攻撃参加は自重気味ながら、分厚い攻撃

後藤健生コラム by 後藤 健生
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サイドバックの攻撃参加が昨シーズンより少なくなったとしても、タッチ数の少ないパスを好感しながら早めに前線までボールを送り込むというコンセプトは同じ。そして、相手ボールになった場合も攻め上がった状態のままで、前線からプレッシャーをかけて、相手陣内でのボール奪取を狙っている。

また、攻撃の厚みを増すためには、ボランチ2人のパフォーマンスも、このチームの勝利に直結する。

たとえば、第12節の広島戦、前半はともにミスもあって、攻撃のテンポが上がらない状態が続いていたが、後半に入ると横浜のリズムとなり、2点を追加した。前後半を比べてみて、いちばんの違いはボランチの一角、山口蛍の動きだった。前半、山口はあくまでも守備的なMFとしてプレー。むしろ、もう1人のボランチ、喜田拓也の方が攻めに出ていたが、後半に入ると山口が前線まで飛び出すようになる。

多少、攻撃参加などを犠牲にしても、失点を減らすことができれば、もともと攻撃力が高いチームなので、昨年のリーグ戦後半の強さを取り戻すことも可能だ。

もっとも、首位の川崎フロンターレは、先日名古屋グランパスに敗れたものの、2位との勝点差を開いている。そんな、横浜と川崎は9月の初めに直接対決を控えている。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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