久保建英、夢は日本代表に貢献すること

久保建英所属のマジョルカがレアル・マドリードと対戦するはずだったその週末、4月12日付AS紙に久保のインタビューが掲載されている。今回はその第2弾、前回同様一問一答で。久保はリーグ戦延期直前の全3試合でスタメン、そのうちベティス戦、エイバル戦でゴールを決めている。

AS紙（以下、A）：マジョルカでは何を学んでいますか？

久保建英（以下、T）：試合ですね。攻撃面、守備面、すごく学べています。自分の成長のためにみんな手助けしてくれています。

A：どこのポジションがいいです？

T：それは試合によりますが、ぼくはだいたいいつも右サイド、いい感じでできていますね。本当はトップ下で出ることが理想です。ライン間で受けられるし、ドリブルもそこからできるし、シュートも打てる。ライン間で受けて、そこから始める、ぼくの一番の強みはそこにあると思っています。でも右サイドも気持ち良くできています。

A：1年前、R・マドリードからのオファーがありましたね。

T：複数の違うチームからの誘いもありましたが、FIFAからの制裁を受けていたので18歳になるまでは何も知りたくなかったですね。6月4日、誕生日を迎え、マドリードから日本に来たいと連絡があり、すぐに来てくれました。いい話ですよね。

A：どうしてR・マドリードだったのですか？

T：最初にぼくの将来に対するプラン、どう考えているかという話をしてくれました。わざわざ日本に来て話してくれたことはとても印象的でした。R・マドリードのような非常に大きなクラブが、ぼくに大きな興味を持ってくれていると。

A：小さい時はバルサでプレーしていましたが、マドリードファンです？

T：まず、バルセロナにはとても感謝していると言わなければならない。そして制裁を受けてから獲得してくれたFC東京、シーズン半分を過ごした横浜マリノス、そしてマジョルカにも同様に感謝しています。すべての選手たち、すべての監督たち、そしてぼくのために協力してくれた人々にも感謝ですね。そして18歳になったときに、たくさんの大きな可能性の中からR・マドリードを選びました。とても感謝しています。今はR・マドリードの大ファンです。

A：マドリードでのプレシーズンはどうでした？

T：最初は世界の一流選手が隣にいるから、ちょっと緊張していました。でも少しずつ慣れていきました。みんなも良くしてくれたし、いい勉強になりました。

A：最初の頃のロッカールームとか、他の選手やジダン監督には何て言われました？

T：たくさんの人が、ぼくが早く適応できるように、一番いい状態に持っていけるように手助けをしてくれました。みんな良くしてくれました、コーチ人も、特にジダン監督ですね。自分だけにではないけれど、細かいところに気を配ってくれました。

A：なぜR・マドリード・カスティージャ（Bチーム）や他クラブではなく、マジョルカだったのですか？

T：プレシーズンではトップの選手たちと練習、試合もできます。そこで思った以上にいいプレーができて、プリメーラ（1部）でプレーできるという話になりました。マジョルカはぼくを信頼してくれましたし、すごく興味を持ってくれました。カスティージャのラウール監督もすごく気に入ってくれて、良くしてくれました。でもこのオファーが来て、これを生かさない手はないなと。

A：夢は？

T：偉大な選手として、R・マドリードの歴史に貢献すること、日本代表としても同じようになれればいいですね。

文：J SPORTS 編集部